諦観のすすめ/慢蔵誨盗(まんぞうかいとう)~帝王学の書~5月23日の易経一日一言

作成日:2012年5月23日

 今日は午前中が囲碁のお稽古、午後は事務所へ、夜はNHK文化センター「易経」講座

 

 超訳・易経 カバー25s 

超訳・易経 自分らしく生きるためのヒント』(角川SSC新書)

本体価格861円(税込み) 発売日 2012年5月10日 
 
※南米河系サイトの書評で★を5つ、いただきました!感謝!
 

 

諦観のすすめ

 現代は「追い剥ぎにあう時」山地剥の時代。

乾為天でいえば、亢龍が地に落ちようとしている陽の時代の終わり。

どちらも衰退していくという状況は同じです。

こういう時代では、状況を諦観することでなにをすべきかが見えてくるものです。

 

          (中略)

 

 私も四十を過ぎた頃に、「人生を諦観する」ということがわかるようになりました。

諦観することは、開きなおりではありません。

できないことが見えてくると、そこから人生がおもしろくなってきます。

できることとできないことの仕分けがはじまると、できないと思っていたら、

こんなこともできる、あんなこともできると思うようになります。

 

身をかがめて人生をながめてみてはじめて、

いろいろなことに満足できるようになるものです。

 

若い頃はあんなこともしたい、こんなこともしたいと思います。

そうやって過ごしてきて、四十代になってから、

できないことがわかってくると、そこから量から質への転換がはじまります。

 

孔子ファンには叱られますが、「四十にして惑わず」は

孔子が自らに「惑うな」と言い聞かせたことばだと私は思っています。

昔から四十代は惑う年代です。惑いがあるから諦観できるようになるのです。

 

        『超訳・易経』 第三章より

 

 

           ☆

 

 ~帝王学の書~5月23日の『易経一日一言』(致知出版社)
☆慢蔵誨盗(まんぞうかいとう)☆
蔵(おさ)むることを慢(おろそ)かにすれば盗(とう)を誨(おし)え、
冶(あでや)かなる容(すがた)は淫(いん)を誨(おし)う。
                (?辞上伝)

富める人が財産管理をおろそかにすれば、盗んでくれというようなものであり、
艶かしい格好をしていたら、襲ってくれと挑発しているようなものである。
「慢(おろそ)か」とは、気の緩みから怠慢になること。
自分から禍(わざわい)を招いてはならないと警告しているのである。

 

 

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『易経一日一言』(致知出版社)
「易経」一日一言.jpg

★「江守徹の朗読で楽しむ易経入門」
 第4弾『兆しを観る~風地観・火風鼎』
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詳細は 竹村亞希子 オフィシャルサイト へ
40jinnsei.jpeg   ('07.12月日経新聞)
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          ☆
a易経入門Part3入稿データ2.JPG
08.11月、上記収録中の江守徹さんと【亞】
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 ★5月

23日ーNHK文化センター「易経」講座

31日ー会食

 

 ★6月

4日ー東京へ、夜はLA会

5日ー アスカ東京セミナー第4期応用編4回目、夜はニコル易会へ

6日ー アスカ東京セミナー第10期入門編4回目、終了後は名古屋へ

13日ーNHK文化センター「易経」講座

20日ーSAM例会

27日ーNHK文化センター「易経」講座

 

 

 ★7月

2日ー東京へ、夜は会食

3日ー アスカ東京セミナー第4期応用編5回目

4日ー アスカ東京セミナー第10期入門編5回目、終了後は名古屋へ

6日ー札幌へ、夜は札幌易経セミナーの同窓会

7日ー講演

11日ーNHK文化センター「易経」講座

12日ー博多へ

17日ーSAM例会

20日ー東京で講演

25日ーNHK文化センター「易経」講座

28日ー水行・花火まつり

 

 

※私の講演は、企業や官庁の講演がほとんどなので、
 関係者以外の方の入場は出来ないことが多いです。
※アスカビジネスカレッジ・NHK文化センター
 東洋文化振興会・長良川大学 生涯学習 等の主催は
 どなたでもご参加いただけます。

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