『超訳・易経 自分らしく生きるためのヒント』(角川SSC新書)
雑誌「東洋経済」5/26号で
『超訳・易経 自分らしく生きるためのヒント』が紹介されました!!
詳細は 竹村亞希子 オフィシャルサイト へ
何か障害があるのは、「今は、進めません」と赤信号がでているのです。
齟齬が起きることで、今はどんな時かを教えてくれているのです。
エネルギー切れでものごとが停滞する時に必要なことは、まず充電です。
無理せず、焦らず、頑張りすぎず、ゆったり過ごすこと。
健康と体力を維持しながら、時の流れに従って生きることが大切です。
一見、消極的なようですが、そういう陰の力を積極的に使いなさいと易経は教えています。
なぜなら、むやみに焦ってさらに消耗してしまうと、長い陰の時代に新たな希望を貫いていけないからです。
次の陽の時代への遠い光をたよりに、歩んでいくのが陰の時代です。
真っ直ぐに進んでいくためにも、力を温存していくことが必要なのです。
坤為地は、大地の滋養の時です。
いわば土壌づくりの時です。
土さえ良ければ、種は大きく育ちます。
陰の力を強めたらな、陽気は自然に育っていき、
やがては目にあらわれてくると教えています。
『超訳・易経』 第四章より
☆
~帝王学の書~5月25日の『易経一日一言』(致知出版社)
☆いたずらに凶を忌(い)み、脅(おび)えない☆
吉凶とはその失得を言うなり。
(繋辞上伝)
吉は良い事が起き、凶は悪い事が起きるというのが一般の解釈だが、
吉凶を受動的にとらえると、時の変化に翻弄される。
吉とは正しい道を得る、凶は正しい道を失うこと。
春に種を蒔けば実りを得るし、冬に種を蒔けば実りを失うということだ。
結果を得るか失うかという能動的視点に立ち、
対処を探求して努力邁進するならば、
「禍(わざわい)を転じて福と為す」道も見出せる。
易経を学んだ人々は、
「いたずらに凶を忌み、脅えなくなった」という。
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