『超訳・易経 自分らしく生きるためのヒント』(角川SSC新書)
三省堂書店名古屋高島屋店の、新書・ビジネス書2部門において、
5月27日、ベストセラー1位になりました! ありがとうございます!
新書部門のベストセラー1位 (5月28日)
丸善丸の内本店の新書部門でベストセラー2位!(5/28)
【无妄の病】
天雷无妄(てんらいむぼう)の卦の、5番目の爻辞(こうじ)
「无妄(むぼう)の疾(やまい)あり。
薬(くすり)することなくして喜びあり。
象に曰く、无妄の薬は試(もち)うべからざるなり。」
「无妄の病」とは、たとえば、
風邪を引くことも、体にとっては自然の代謝であって、
熱が出るのは体が風邪の菌をなくそうとして働いている結果です。
風邪であれば水分をとって寝ていたら、
あれこれ薬を飲まなくても快復します。
そして免疫力が強くなって健康になります。
それがわかっていれば、
自然に起こったものごとの滞りを、
何もしないで見守ることができるのです。
現代はすぐ薬にたよりますが、薬漬けはよくありません。
「薬(くすり)することなくして」とは、
無農薬にも通じます。
人間も、大地も、大自然も、元来、
良くなろうとする回復力、免疫力を持っているのです。
『超訳・易経』 第五章より
詳細は 竹村亞希子 オフィシャルサイト へ
☆
~帝王学の書~6月9日の『易経一日一言』(致知出版社)
☆一朝一夕の故(こと)にあらず☆
臣(しん)にしてその君を弑(しい)し、
子にしてその父を弑(しい)するは、一朝一夕の故(こと)にあらず。
(文言伝)
臣下が君主を殺し、子供が親を殺すようなことは、
ある日突然に起こるのではない。
その要因は長い年月をかけてゆっくり育ち、ある時、大きな禍になって現れる。
なぜこのような禍が起きるのか。
物事の道理を早い兆しのうちに明らかにして、正さなかったからである。
人的な禍の多くは長い間、見ても見逃し続けた結果である。
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