智慧~帝王学の書~12月26日の易経一日一言

作成日:2012年12月26日

26日、夜はNHK文化センター「易経」講座
終了後は忘年会。
~帝王学の書~12月26日の『易経一日一言』(致知出版社)
☆智 慧☆
易簡(いかん)にして天下の理(ことわり)得らる。
            (繋辞上伝)

易(やさ)しく、簡潔な時の変化の道理を知り、
日々に用いることで、天下の理(ことわり)を知り得る。
 
一日は朝昼晩、一年は春夏秋冬、順序を違えず巡り、
人間もまた誕生・成長・成熟を経て衰え、混沌に帰る。
 
万象はこの原理原則に従って変化する。
この理法を日々の実践に活かすことで、世の中の複雑な出来事に、
単純明快にして簡潔な一本の道筋を見出すことができる。
それが天下の理(ことわり)であり、それをつかむ実践を智慧という。
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『易経一日一言』(致知出版社)
「易経」一日一言.jpg
大地は雨がどれだけ降ろうが嵐がこようが、
美しいもの、みにくいものを選ばず、いやがらず、一切合切を受け容れます。
器量と度量では器量が陽で度量が陰です。
器量はその地位に見合った才覚をいい、度量は、自分のことを良く言う者だけでなく、
悪く批判する者に対しても同じように受け容れる能力をいいます。
限りなく受け容れて、従い、生み、育てることは、発するだけの陽にはできません。
つまりそれが、陰の強みであり、陰の立場にある者が得る喜びだといっています。
人の厚みというのは、受け容れ、従うことで地層が積み重なるように、着実に厚みを増していきます。
そうやって築いた土壌には栄養がたっぷりと蓄えられ、
あらゆるものごとを生みだし、育て、形にして実現していくことができます。
そこには不自由さも窮屈さもない、限りなく広大な可能性を秘めていると教えています。
そのためには、少し受け容れて、従っているように装うというような
中途半端に片足を突っ込むくらいでは、ただの徒労に終わってしまう。
自ら時に趣いて、徹底的に従うことが大切なのだと教えています。
ものごとが通じない時に打破しようとアクションを起こす、
つまり陽を用いて単にバランスをとるのは、
決して適切な対処ではないということです。
なにか行動を起こすことで多少、気は休まるかもしれませんが、
それでは根本の解決にはならず、無駄なエネルギーを消耗するだけです。
めざましく成長していく陽の時代がなぜやってくるのかというと、
陰の時代を経ることで、膨大な力が蓄えられ、
その結果、自然に陽を生じさせるからだと易経は教えています。
陰が窮まれば陽に転じます。
陰の時代から陽の時代への一番の近道は、
積極的に陰の力を用いることで、陰を窮めていくことなのです。
易経には「中する」ということばがあります。
その時にぴったりの、という「時中」と意味は同じですが、
「中する」ということは動きがともないます。
人がその時に自ら趣(おもむ)いて、「手を入れる」という行動をいいます。
陰の時は、従い、受け入れるという陰の力を発揮することで、
自然に新たな陽の力を引き込むのです。
それが「中する」ということです。
   『超訳・易経』 第四章より
超訳・易経 カバー25s
超訳・易経 自分らしく生きるためのヒント』
  本体価格861円(税込み)(角川SSC新書)
I氏がピッタリのコメントをくださったので、紹介します。
     ↓
「器量と度量、面白いです。
 全てを受け入れ尽くす時、極まって陽に転ずる。
 全てがその方向に行くようにお膳立てされてしまうのですね。
 それを自信を持って、待つだけの度量を持つ。
 それも覚悟と決意ですか。  
 全力で受け入れて何もしない。 
 凄いエネルギーと集中力のいる行為です。」

7月5日『超訳・易経』増刷!
『超訳・易経』角川SSCが、
三省堂書店全店で”夏の月間強化本”に指定
されました!
店員さんの手作りPOPが2つも!!
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2つめのPOP ~嬉しい!
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三省堂名古屋高島屋店の「話題の本コーナー」にずら~~り8面も!!
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月刊致知 8月号で紹介されました
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☆7月3日の中日新聞夕刊のトップランキングで1位に!
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TOPPOINT 2012.7月号(「一読する価値ある新刊書」を紹介する)
に『超訳・易経』が紹介されました。
TOPPOINT表紙
TOPPOINT超訳・易経紹介
超訳・易経 カバー25s
超訳・易経 自分らしく生きるためのヒント』(角川SSC新書)
本体価格861円(税込み) 発売日 2012年5月10日 
三省堂書店名古屋高島屋店の、新書・ビジネス書2部門において、
5月27日、ベストセラー1位になりました!
詳細は 竹村亞希子 オフィシャルサイト へ
          ☆
プレジデント別冊2012.6.21号「仕事に役立つ魔法の本」で紹介された
リーダーの易経s
『リーダーの易経』(PHP)は絶版になったため、ネット書店でプレミアが付き
一時は 4,000円~10,500円と、高額になりました。
『リーダーの易経』の加筆修正改訂版が
「リーダーのための『易経』の読み方」です。
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龍の話は、この本が一番濃いです。
※この本も売り切れ、絶版になりました。
定価で購入して頂きたかったのですが¥22,800(プレミア付き)で
数冊売れていたようです。 残念!
来年、改めて改訂版を出す予定です。 それまでお待ちください。
※龍の話を早くお読みになりたい方は下記をどうぞ。
 致知出版社が主催した易経セミナーの講演録で、読み易いです。
 「人生に生かす易経」 致知出版社 ¥1,680 
          ☆
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08.11月、上記収録中の江守徹さんと【亞】
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詳細は 竹村亞希子 オフィシャルサイト へ
★12月
26日ーNHK文化センター「易経」講座
27日ー東京日帰り(セミナー受講)
★1月
5日ー丸勢会
9日ーNHK文化センター「易経」講座
14日
   }野沢スキー
16日
20日ー東京で講演
21日ーセミナー受講
22日ーSAM例会
23日ーNHK文化センター「易経」講座
26日or27日ー長野へ乗馬
※私の講演は、企業や官庁の講演がほとんどなので、
 関係者以外の方の入場は出来ないことが多いです。
※超ブレイク塾・NHK文化センター
 東洋文化振興会・長良川大学 生涯学習(岐阜) 等の主催は
 どなたでもご参加いただけます。

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