正しいことを誇らない☆退く勇気☆優れたリーダーの三条件~帝王学の書~3日分の易経一日一言/人の厚み/私物化への警告

作成日:2013年12月2日

明日から東京、資料作りでバタついています。
3日は易経東京セミナー「超ブレイク塾」第7期応用編2回目
4日は易経東京セミナー「超ブレイク塾」第13期入門編2回目、終了後は名古屋へ
今日の一日一言は昨日UP済み。
少し早いですが、明日以降の3日分もUPしちゃいます。
~帝王学の書~12月2日の『易経一日一言』(致知出版社)
☆正しいことを誇らない☆
世に善くして伐(ほこ)らず、徳博くして化す。
                 (文言伝)

正しいことをしたから、
あるいは素晴らしい商品を世に出して賞賛を得たからといって、
誇ってはいけない。
それは当たり前のことをしただけのことだから、
正しくない人や、それができなかった人を責めてはならない。
 
すると、その徳は世に広まり、人を感化する。
その姿勢と行いが当たり前のこととして世の中に広まり、
人々は感化されるのである。
~帝王学の書~12月3日の『易経一日一言』(致知出版社)
☆退く勇気☆
亢(こう)の言(げん)たる、進むを知って退くを知らず、
存するを知って亡ぶるを知らず、得るを知って喪うを知らざるなり。
                    (文言伝)

「亢(こう)」は驕り高ぶったリーダーの喩え。
進むことだけで退くことを知らず、
繁栄し続けると思い込み、衰退することを考えない。
利益を貪(むさぼ)って、失うことを知らない。
 
賞賛され続ける優れた人ほど、危機管理能力を失いやすい。
退くことを厭(いや)がり、省(かえり)みることを渋るのは、
自分も物事も客観視できなくなったことの表れである。
~帝王学の書~12月4日の『易経一日一言』(致知出版社)
☆優れたリーダーの三条件☆
君子はその身を安くして而(しか)る後に動き、
その心を易くして而る(しか)後に語り、
その交(まじわり)を定めて而(しか)る後に求む。
                 (繋辞下伝)

優れたリーダーは三つの能力を修めている。
 
第一に危ない時には動かない。
負ける喧嘩はしない。
 
第二に、よく考え、確信を持ってから平易な言葉で語る。
思いつきで語ることはない。
 
第三に、人とは親しく交際し、その信頼を深めてから物事を求める。
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『易経一日一言』(致知出版社)
一日一言
        ☆
     【人の厚み】
大地は雨がどれだけ降ろうが嵐がこようが、
美しいもの、みにくいものを選ばず、いやがらず、一切合切を受け容れます。
器量と度量では器量が陽で度量が陰です。
器量はその地位に見合った才覚をいい、度量は、自分のことを良く言う者だけでなく、
悪く批判する者に対しても同じように受け容れる能力をいいます。
 
限りなく受け容れて、従い、生み、育てることは、発するだけの陽にはできません。
つまりそれが、陰の強みであり、陰の立場にある者が得る喜びだといっています。
 
人の厚みというのは、受け容れ、従うことで
地層が積み重なるように、着実に厚みを増していきます。
そうやって築いた土壌には栄養がたっぷりと蓄えられ、
あらゆるものごとを生みだし、育て、形にして実現していくことができます。
そこには不自由さも窮屈さもない、
限りなく広大な可能性を秘めていると教えています。
そのためには、少し受け容れて、従っているように装うというような
中途半端に片足を突っ込むくらいでは、ただの徒労に終わってしまう。
自ら時に趣いて、徹底的に従うことが大切なのだと教えています。
        『超訳・易経』 第四章より
超訳・易経 カバーS
超訳・易経 自分らしく生きるためのヒント』
三省堂書店名古屋高島屋店の、新書・ビジネス書2部門において
平成24年5月27日、ベストセラー1位に。
         ☆
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━━━━━━━━━━━━━2013.12.01━
メールで学ぶ【リーダーの易経】
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☆私物化への警告☆
井(せい)収(く)みて幕(おお)うことなかれ。
~水風井~
■ポイント
井戸は広く万人を養うものなので。
覆(おお)いをして私物化してはならない。 
 
井戸の役割、構造や用い方、管理を
会社組織に見立てると

会社は広く社会に貢献して人を養うことが役目なので
経営者は会社を私物化してはならない
情報公開や透明性を重んじ、
しっかりとした管理体制を完成させます。
 
あなたの会社や組織にあてはめてみるといかがですか…?
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━━━━━━━━━━━━━2013.12.02━
メールで学ぶ【リーダーの易経】
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☆禄(ろく)を施す☆
君子もって禄を施して下に及ぼし、
徳に居ることすなわち忌(い)む。
~沢天夬~
■ポイント
沢天夬(たくてんかい)の「夬」:決断・決壊
→下位の者が上位の者を退け、
 古い体制を排除して
 新たな時を切り開く道を説く。
「禄」:恩沢・恵み・情け
これまで上位で止まっていた恩沢の構造を壊し、
下位にまで及ぼし、遍く潤わせる。
 
維新を起こす者が、恩沢を自分の所に止めて
下に施さず、あるいは施しても、
それを自分の徳や手柄とするのは忌むべきことです。
 
あなたの会社や組織にあてはめてみるといかがですか…?
===================
         ☆
26日は致知出版社主催『易経講座(全5回)』第4講でした。
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毎回ご参加! 日本BE研究所の行徳哲男先生、80歳。
「易経がこんなに面白かったとは!?」と仰います。
杖は一応持っていらっしゃいますが、まったく使用されず。
私のキャリーバッグを「亞希子さんには持たせない」と、
ご自分の荷物と杖を持たれてスタスタと早歩き~(笑)
ますますお元気になられました。
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最終の第5講は12月19日です。
初心の方にも分かり易く、興味深く、より面白く!
しかしレベルは落とさない!
「超・超入門講座」にしようと試行中。
なので、私自身の学びになっています。

※受講生さんは90名。
易経に何度か挑戦したものの難解さに断念された方や
初めての方が多い。あと1回、伝わるための創意工夫を。
初回の致知の易経講座は2007年、そのテープ起しが
『人生に生かす易経』として出版された。
致知出版社主催の易経講座は6年半振りの開講です。
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春の致知出版社主催:「古典に学ぶ一日セミナー」が好評で
CDになって発売中! 詳細は致知のHPへ
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         ☆
★12月
2日ー東京へ
3日ー易経東京セミナー「超ブレイク塾」第7期応用編2回目
4日ー易経東京セミナー「超ブレイク塾」第13期入門編2回目、終了後は名古屋へ
10日ー弊社忘年会
11日ーNHK文化センター「易経」講座
12日ー西尾市で講演
17日ーSAM例会&忘年会
18日ー東京へ
19日ー致知出版社主催『易経講座(全5回)』最終講
22日ー冬至
25日ーNHK文化センター「易経」講座&忘年会
26日ー某会へ
★1月
7日ー丸勢会新年会
8日ーNHK文化センター「易経」講座
10日ー東京
15~17日ー野沢スキー場へ
20日ー会食
21日ーSAM1月例会&新年会
22日ーNHK文化センター「易経」講座
23日ー会食
27日~29日ー五竜とおみスキー場へ、29日夜は会食
★2月
3日ー東京へ
4日ー易経東京セミナー「超ブレイク塾」第7期応用編3回目
5日ー易経東京セミナー「超ブレイク塾」第13期入門編3回目、終了後は名古屋へ
7日ー武道を肴に酒を飲む会2回目
12日ーNHK文化センター「易経」講座
13日ー名古屋・若鯱会で講演
14日ー名古屋で講演?
17日ー盛和塾北大阪支部で講演(一般参加OK)
18日ーSAM例会
19日ー東京SAM
19日ー致知出版社主催『易経講座(全5回)』最終講
21日ー会食
24日ー老子会
26日ーNHK文化センター「易経」講座
27日ー博多へ
28日ー博多易経セミナー1.
※私の講演は、企業や官庁の講演がほとんどなので
 関係者以外の方の入場は出来ないことが多いです。
※超ブレイク塾をはじめ、NHK文化センター、大阪盛和塾、
 東洋文化振興会・長良川大学 生涯学習(岐阜) 等の主催は
 どなたでもご参加いただけます。

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