陰の力を用いよう/大転換期~帝王学の書~2日分の易経一日一言

作成日:2013年12月7日

週末バタつくので
2日分の一日一言を今日のうちにUP!
~帝王学の書~12月7日の『易経一日一言』(致知出版社)
☆大転換期☆
号(さけ)ぶことなかれ。
終(つい)に凶あり。
          (沢天夬)
沢天夬(たくてんかい)の卦(か)は
権力者を決(けっ)し除く時を説くが、
ここでは追われる権力者について述べている。
 
どれほど助けを求めても、救いはこない。
終わりには追い落とされるのだから、
決心して自ら退くべきであるといっている。
「夬(かい)」は決壊の意味でもあり、
時が至って勢力に押され、破れること。
幕末期はまさに沢天夬(たくてんかい)の時といえる。
時代の転換期には、行いの良し悪しに関わらず、
「時の勢い」によって滅ぼされるということがある。
~帝王学の書~12月8日の『易経一日一言』(致知出版社)
☆王臣(おうしん)蹇蹇(けんけん)たり☆
王臣蹇蹇たり。
躬(み)の故(こと)に匪(あら)ず。
象(しょう)に曰く、
王臣蹇蹇たりとは、
終わりに尤(とが)なきなり。(水山蹇)

水山蹇(すいざんけん)の卦(か)は
大きな障害によって前進を阻(はば)まれる険難の時を表す。
 
国家の険難を救おうと、王の臣下は名誉や出世、報償など私を考えず、
身を粉にするように「蹇蹇(けんけん)」と苦労を重ねる。
しかし、実力が及ばず、険難を脱する術を持たない。
 
このように、険難の時は努力しても報われないこともある。
それでも、成果を問わず尽力すべきであると教えている。
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竹村亞希子 オフィシャルサイト
『易経一日一言』(致知出版社)
一日一言
        ☆
  【積極的に陰の力を用いよう】
乾為天(けんいてん)を学ぶと、
「陽が強すぎる時は陰の力が必要なのだな」とわかります。
それだけに、「では陰に対しては陽の力が必要だ」と、停滞して塞がった時には、
積極的にものごとを推進してバランスをとる、中和させることが大切だと思いがちです。
しかし、坤為地(こんいち)の卦を読んでみると、
陰の時代は陰の力をさらに強めなさい。
従いなさい、受け容れなさい、耐えて度量を育てなさい、と教えていました。
ということは、ものごとが通じない時に打破しようとアクションを起こす、
つまり陽を用いて単にバランスをとるのは、決して適切な対処ではないということです。
なにか行動を起こすことで多少、気は休まるかもしれませんが、
それでは根本の解決にはならず、無駄なエネルギーを消耗するだけです。
めざましく成長していく陽の時代がなぜやってくるのかというと、
陰の時代を経ることで、膨大な力が蓄えられ、その結果、
自然に陽を生じさせるからだと易経は教えています。
 
陰が窮まれば陽に転じます。
陰の時代から陽の時代への一番の近道は、
積極的に陰の力を用いることで、陰を窮めていくことなのです。
        『超訳・易経』 第四章より
超訳・易経 カバーS
超訳・易経 自分らしく生きるためのヒント』
三省堂書店名古屋高島屋店の、新書・ビジネス書2部門において
平成24年5月27日、ベストセラー1位に。
         ☆
26日は致知出版社主催『易経講座(全5回)』第4講でした。
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毎回ご参加! 日本BE研究所の行徳哲男先生、80歳。
「易経がこんなに面白かったとは!?」と仰います。
杖は一応持っていらっしゃいますが、まったく使用されず。
私のキャリーバッグを「亞希子さんには持たせない」と、
ご自分の荷物と杖を持たれてスタスタと早歩き~(笑)
ますますお元気になられました。
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最終の第5講は12月19日です。
初心の方にも分かり易く、興味深く、より面白く!
しかしレベルは落とさない!
「超・超入門講座」にしようと試行中。
なので、私自身の学びになっています。

※受講生さんは90名。
易経に何度か挑戦したものの難解さに断念された方や
初めての方が多い。あと1回、伝わるための創意工夫を。
初回の致知の易経講座は2007年、そのテープ起しが
『人生に生かす易経』として出版された。
致知出版社主催の易経講座は6年半振りの開講です。
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春の致知出版社主催:「古典に学ぶ一日セミナー」が好評で
CDになって発売中! 詳細は致知のHPへ
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         ☆
★12月
10日ー弊社忘年会
11日ーNHK文化センター「易経」講座
12日ー西尾市で講演
17日ーSAM例会&忘年会
18日ー東京へ
19日ー致知出版社主催『易経講座(全5回)』最終講
22日ー冬至
25日ーNHK文化センター「易経」講座&忘年会
26日ー某会へ
★1月
7日ー丸勢会新年会
8日ーNHK文化センター「易経」講座
10日ー東京
15~17日ー野沢スキー場へ
20日ー会食
21日ーSAM1月例会&新年会
22日ーNHK文化センター「易経」講座
23日ー会食
27日~29日ー五竜とおみスキー場へ、29日夜は会食
★2月
3日ー東京へ
4日ー易経東京セミナー「超ブレイク塾」第7期応用編3回目
5日ー易経東京セミナー「超ブレイク塾」第13期入門編3回目、終了後は名古屋へ
7日ー武道を肴に酒を飲む会2回目
12日ーNHK文化センター「易経」講座
13日ー名古屋・若鯱会で講演
14日ー名古屋で講演?
17日ー盛和塾北大阪支部で講演(一般参加OK)
18日ーSAM例会
19日ー東京SAM
19日ー致知出版社主催『易経講座(全5回)』最終講
21日ー会食
24日ー老子会
26日ーNHK文化センター「易経」講座
27日ー博多へ
28日ー博多易経セミナー1.
※私の講演は、企業や官庁の講演がほとんどなので
 関係者以外の方の入場は出来ないことが多いです。
※超ブレイク塾をはじめ、NHK文化センター、大阪盛和塾、
 東洋文化振興会・長良川大学 生涯学習(岐阜) 等の主催は
 どなたでもご参加いただけます。

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