明日からしばらく出かけるので
易経一日一言を先にUPしておきます。
今年一年ありがとうございました。
皆々様、どうぞ良いお年をお迎えください。
~帝王学の書~12月31日の『易経一日一言』(致知出版社)
☆未完成に終わる☆
易経六十四卦は、
火水未済(かすいびせい)という未完成の時を説く卦(か)を最終に置いている。
完成を終わりとして満足しては、発展がない。
人は、自分が未完成であると気づくと謙虚になり、努力成長しようと思う。
未完成であれば、窮まりなく成長し続ける。
人は常に新たな志を持ち、どこまでも伸びゆくべきである。
~帝王学の書~1月1日の『易経一日一言』(致知出版社)
☆元亨利貞☆
乾(けん)は元(おお)いに亨(とお)りて
貞(ただ)しきに利(よ)ろし。
(乾為天)
「乾(けん)」は偉大なる天の働きであり、天道を司る根元をいう。
「元(げん)」は物事の始まり、元旦の元である。
ここを初めとして万物が生じる。
「亨(こう)」は通る、通じる。
生じた万物が育っていくということ。
「利(り)」は収穫、実り。
万物が育っていけば、必ず実りがある。
「貞(てい)」は正しい。
実りが正しいものであれば、それは堅く守られていく。
「元亨利貞(げんこうりてい)」は、
乾の働きに従って正しく行なうならば万事順調に進むことを教えている。
これは易経の教えの根幹である。
また、これはそれぞれ春夏秋冬にあてられる。
春に生じたものが、夏に大きく育つ。
秋に豊作となり、実る。実ったものが固くなって、
やがて落ちて大地に還元される。
この無窮に繰り返す変化の原理原則が「元亨利貞(げんこうりてい)」。
これを「常態」といい、物事の成就の道を示している。
一方、原理原則に外れるものは「変態」であり、中途挫折の道となる。
「元亨利貞(げんこうりてい)」は、
原理原則に従う大切さを教えているのである。
~帝王学の書~1月2日の『易経一日一言』(致知出版社)
☆すべては「仁」に始まる☆
元(げん)は善の長なり。
君子は仁を体(たい)すればもって人に長たるに足り
(文言伝)
「元(げん)」は万物の始まり。
春夏秋冬にあてはめると「春」。
すべてが始まり、芽吹いていく時期である。
人間の道徳にあてはめると「仁」。
慈しむ心こそが善の長たるものである。
思いやり、慈しみをもって育てる。
そこには私心がなく、何も見返りを求めようとしない。
これを仁愛の精神という。
~帝王学の書~1月3日の『易経一日一言』(致知出版社)
☆調和の要となる「礼」☆
亨(こう)は嘉(か)の会なり。
会を嘉(か)すればもって礼に合するに足り
(文言伝)
「亨(こう)」は大いに伸びること。
季節でいえば百花草木が勢いよく生長する「夏」。
また、「嘉(か)」は悦び、「会」は集まる。
人や物事が集まり、豊かに伸び栄えて行く。
皆が悦ぶように物事を進めれば、
個と全体がうまく調和し、社会が治まっていく。
「礼」というと礼儀作法が頭に浮ぶが、それは小さな解釈。
大きくは社会をまとめる情理・筋道、
具体的には法律・秩序・制度などを表す言葉である。
~帝王学の書~1月4日の『易経一日一言』(致知出版社)
☆「義」が「利」を生む☆
利は義の和なり。
物を利すればもって義を和するに足り
(文言伝)
「利」は実りの時。
春夏秋冬では「秋」。
「利」には刀で刈る、利益などの意味もあるように、
秋の刈り入れは実だけを収穫し、あとのものは切り捨ててしまう。
これは私情・私欲を厳しく断ち切って宜しき実りを得ることを指す。
人間の道徳にあてはめれば「義」である。
易経の教える「利」とは、
「義」が人間社会の和を保って行われることをいっている。
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竹村亞希子 オフィシャルサイト
『易経一日一言』(致知出版社)が増刷!
16,000部。 感謝申し上げます!
ベストセラーよりもロングセラーを目指しています。
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半年で増刷に?! 感謝感激~~!!
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☆
【中するとは手を入れること】
易経には「中する」ということばがあります。
その時にぴったりの、という「時中」と意味は同じですが、
「中する」ということは動きがともないます。
人がその時に自ら趣(おもむ)いて、「手を入れる」という行動をいいます。
陰の時は、従い、受け入れるという陰の力を発揮することで、
自然に新たな陽の力を引き込むのです。
それが「中する」ということです。
『超訳・易経』 第四章より
『超訳・易経 自分らしく生きるためのヒント』
三省堂書店名古屋高島屋店の、新書・ビジネス書2部門において
平成24年5月27日、ベストセラー1位に。
☆
2013年『亞のトピックスNo1』は…
【大谷由里子さんの台本塾】でした。
以下、4回に分けて日記に書きました。
【35年目のショック!】http://plaza.rakuten.co.jp/anotamatebako2/diary/201311030001/
【35年目のショック!2】
http://plaza.rakuten.co.jp/anotamatebako2/diary/201311070000/
【35年目のショック!3】
http://plaza.rakuten.co.jp/anotamatebako2/diary/201311100001/
【35年目のショック!4】
http://plaza.rakuten.co.jp/anotamatebako2/diary/201312210000/
2013年夏に受講して、半年経った。
決して安いとは言えない台本塾である。
(4日間で315,000円)
結果は、高くなかった!むしろ安かったかも。
数多ある小手先のセミナーではなかった。
私にとっては深い気付きをもらった。
本当に受講して良かった。
その人に、持っているものさえあれば、
その人の力によって深い気づきを得る
類い稀な機会を提供し続けている。
今後も継続して志ある人を世に送り出し続けてもらいたい。
※第4期 大谷由里子氏の
「伝える人のための『講演台本』作成塾」が
2014年1月29日 スタートします。
http://jin-planet.com/seminar/2012/06/-1-10.html
☆
★1月
7日ー丸勢会新年会
8日ーNHK文化センター「易経」講座
9~10日ー東京
11日ー名古屋へ
15~17日ー野沢スキー場へ
20日ー会食
21日ーSAM1月例会&新年会
22日ーNHK文化センター「易経」講座
23日ー会食
27日~29日ー五竜とおみスキー場へ、29日夜は会食
★2月
3日ー東京へ
4日ー易経東京セミナー「超ブレイク塾」第7期応用編3回目、
5日ー易経東京セミナー「超ブレイク塾」第13期入門編3回目、終了後は名古屋へ
7日ー武道を肴に酒を飲む会2回目
10日ー呑み&カラオケ会
12日ーNHK文化センター「易経」講座
13日ー名古屋・若鯱会で講演
17日ー盛和塾北大阪支部で講演(一般参加OK)
18日ー名古屋へ、お昼からSAM例会
19日ー東京SAM
19日ー致知出版社主催『易経講座(全5回)』最終講
21日ー会食
24日ー老子会
26日ーNHK文化センター「易経」講座
※私の講演は、企業や官庁の講演がほとんどなので
関係者以外の方の入場は出来ないことが多いです。
※超ブレイク塾をはじめ、NHK文化センター、大阪盛和塾、
東洋文化振興会・長良川大学 生涯学習(岐阜) 等の主催は
どなたでもご参加いただけます。