積極的に陰の力を用いる/未熟さを知る~帝王学の書~12月30日の易経一日一言

作成日:2013年12月30日

~帝王学の書~12月30日の『易経一日一言』(致知出版社)
☆未熟さを知る☆
未済(びせい)は、亨(とお)る。
小狐(こぎつね)ほとんど済(わた)らんとして、その尾を濡らす。
利(よ)ろしきところなし。
                (火水未済)

火水未済(かすいびせい)の「未済(びせい)」とは、
未だ川を渡り終えていないということ。
つまり未だ何も成していない、未完成、未熟な時を説く。
 
そんな未熟さを小狐(こぎつね)が川を渡ることに喩えている。
狐はふさふさとした大きい尾を持っているが、
水を含むとずっしりと重くなって泳ぐには負担がかかる。
 
成長した狐は尾を高く上げて川を渡る知恵があるが、
小狐は岸までもう少しという所で尾を濡らし、渡り切れない。
 
未熟者は蛮勇をふるって事に臨むが、
九分通りまで行ったところであと一歩が成せない。
 
小狐(こぎつね)が失敗するのは、
知恵や技術の以前に自分の未熟さを認識できないからである。
「未済は亨る」とは、未完成が完成に至ること。
これではだめだと未熟さが身に染みた時から、
完成への道が開けるのである。

どんなに人生の経験を積んでも、
自分の未熟さに気づくことは新たな希望でもある。

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初回の致知の易経講座は2007年、そのテープ起しが
『人生に生かす易経』として出版された。
致知出版社主催の易経講座は6年半振りの開講でした。
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  【積極的に陰の力を用いる】
ものごとが通じない時に打破しようとアクションを起こす、
つまり陽を用いて単にバランスをとるのは、
決して適切な対処ではないということです。
なにか行動を起こすことで多少、気は休まるかもしれませんが、
それでは根本の解決にはならず、無駄なエネルギーを消耗するだけです。
めざましく成長していく陽の時代がなぜやってくるのかというと、
陰の時代を経ることで、膨大な力が蓄えられ、
その結果、自然に陽を生じさせるからだと易経は教えています。
陰が窮まれば陽に転じます。
陰の時代から陽の時代への一番の近道は、
積極的に陰の力を用いることで、陰を窮めていくことなのです。
        『超訳・易経』 第四章より
超訳・易経 カバーS
超訳・易経 自分らしく生きるためのヒント』
三省堂書店名古屋高島屋店の、新書・ビジネス書2部門において
平成24年5月27日、ベストセラー1位に。
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☆小人を遠ざける☆
君子もって小人を遠ざけ、
悪(にく)まずして厳しくす。
~天山遯~    
 
■ポイント
天山遯(てんざんとん):
逃れるべき時に逃れる方法を説く卦
 
小人を遠ざけて逃れるために、
憎んで遠くに追いやり避けると、
かえって怨まれる。
人に厳しくするのではなく、
自分の道を厳しく守るという姿勢で接すれば、
小人は自然に遠ざかっていきます。
あなたの会社や組織にあてはめてみるといかがですか…?
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☆破れることを知る☆
終わりを永くし敝(やぶ)るるを知る。
~雷沢帰妹~     
 
■ポイント
雷沢帰妹(らいたくきまい)の卦:
若い女性から求めて嫁いでいく時
 
一時的な感情で始まった婚姻は、
長くは続かず破局する。
 
婚姻に限らず、一時の喜びや
有頂天になって動いた事物は後に必ず破れるので、
冷静に長く続くことは何かと考えて行動します。
あなたの会社や組織にあてはめてみるといかがですか…?
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※ブログなどに引用・コピペされる場合は
 出典(『易経一日一言』竹村亞希子 致知出版社)は
 必ずご明記いただけますようお願いいたします。
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★1月
7日ー丸勢会新年会
8日ーNHK文化センター「易経」講座
9~10日ー東京
11日ー名古屋へ
15~17日ー野沢スキー場へ
20日ー会食
21日ーSAM1月例会&新年会
22日ーNHK文化センター「易経」講座
23日ー会食
27日~29日ー五竜とおみスキー場へ、29日夜は会食
★2月
3日ー東京へ
4日ー易経東京セミナー「超ブレイク塾」第7期応用編3回目
5日ー易経東京セミナー「超ブレイク塾」第13期入門編3回目、終了後は名古屋へ
7日ー武道を肴に酒を飲む会2回目
10日ー呑み&カラオケ会
12日ーNHK文化センター「易経」講座
13日ー名古屋・若鯱会で講演
17日ー盛和塾北大阪支部で講演(一般参加OK)
18日ー名古屋へ、お昼からSAM例会
19日ー東京SAM
19日ー致知出版社主催『易経講座(全5回)』最終講
21日ー会食
24日ー老子会
26日ーNHK文化センター「易経」講座
※私の講演は、企業や官庁の講演がほとんどなので
 関係者以外の方の入場は出来ないことが多いです。
※超ブレイク塾をはじめ、NHK文化センター、大阪盛和塾、
 東洋文化振興会・長良川大学 生涯学習(岐阜) 等の主催は
 どなたでもご参加いただけます。

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