最初の話は壊れることが必然~『リーダーの易経 「兆し」を察知する力をきたえる』角川SSC新書 (2)

作成日:2014年8月12日

【最初の話は壊れることが必然】
「或(ある)いは躍(おど)りて淵(ふち)に在り、咎なし。」
竹村 意訳:
大きな飛躍の機を捉えるために、
ある時は、跳躍して空へ舞い上がろうとし、
ある時は潜龍がいた淵に潜って志に立ち返りなさい。
そうであったなら、進んでもあやまつことはない。
躍龍が飛龍になる直前は、必ず浮き沈みがあり、
ある時は思ったとおりにいく、
しかし、ある時は決まりかけていた話が壊れる。
三歩進んで二歩下がるといったことが何度か起こります。
 
たとえば、大きなプロジェクトがまとまりかけ、
契約に向けてのあらゆる準備を始めたにもかかわらず
壊れるのです。
しかしそのおかげで、一度落ち着いて全体を観ることができ、
さらに認識が深まります。
そして最初の話は、
後で考えたら練習台、実験台だったとわかるのです。
 
そうした何度かの成功と失敗を繰り返すうちに、
不思議な現象が起こり始めます。
最初の話は壊れることが必然だったと思われるほど、
後からきた話は志にぴったりと当てはまります。
そして、もっといいものにまとまって、
理想的な状態に仕上がってきます。
      『リーダーの易経 第六章より』
『リーダーの易経 「兆し」を察知する力をきたえる』
      (角川SSC新書)¥864
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