潜龍の志は春の兆し~『リーダーの易経 「兆し」を察知する力をきたえる』角川SSC新書

作成日:2014年11月20日

今日から3日間、博多です。
易経一日一言は既にUPしました。
【潜龍の志は春の兆し】
易経は、潜龍の志は春の兆しのようなもので、
まだ微弱な陽気だと教えています。
第三章で話した陰と陽の話、そして兆しの話を思い出してください。
 
龍は「陽」で、陽の力を養っていくと話しました。
しかし、潜龍の段階ではまだ陽の力は弱く、
おもてに発揮できるだけの力はありません。
 
また春の兆しが生じるのは冬至だと話しましたが、
冬至で春の兆しが発せられたとはいえ、
それから冬本番の寒さがやってくるのですから、
私たちには「春が来た」とは感じることはできませんね。
ですから潜龍は、まわりから見たら、
飛龍になるような将来性はまったく感じられないのです。
 
志を抱いた潜龍が見龍となって地上に現われる春はまだ遠く、
潜龍はつらい下積みの冬を過ごさないといけません。
ただ、こうした厳しい環境に身を置くことは大切です。
なぜなら、霜に当たった冬野菜が甘く美味しくなるように、
厳しさが内面を充実させていくからです。
 
現象に対して、潜龍の「潜」をあらわす
潜象(せんしょう)という言葉があります。
私は、以前、カタカムナ文明でも有名な
物理学者の楢崎皐月(ならさきこうげつ)氏に
どうしても会いたいと連絡をとり、たずねていきました。
その時、楢崎氏がいわれたことは、
「潜象は現象に前駆する」です。
このひと言で、私は
易経が教えている兆しというものが一瞬で腑に落ちたのです。
潜象は目に見えないところで、
かならず現象に先立って前駆していきます。
 
真冬には芽は出てきません。
けれども、目に見えない地の奥深くでは種が育ち、
春が近付いてくると必ず芽が震え動きながら伸びてきます。
芽は確実に伸びていきますが、その伸び方は
どれだけ伸びたかはわからないくらいゆっくりです。
これと同じように、潜龍の時に打ち立てた志も、
ゆっくりと確実に育っていきます。
そして次第に、「こうなりたい」ではなく
「なる」という決意、覚悟に変わっていくのです。
     『リーダーの易経 第四章』より
※『リーダーの易経』を復刻版でなく、
 超入門の超訳版として甦らせて欲しいとの依頼があり、
 本書の出版に至りました。
『リーダーの易経 「兆し」を察知する力をきたえる』
     (角川SSC新書)¥864
三省堂書店名古屋高島屋店
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全国の三省堂、紀伊國屋、丸善ほか、大型書店にあります。
         ☆
NHK文化センター名古屋教室「易経」講座
※広い教室に移りキャンセル待ちが解消も束の間、満席に。
 さらに4席、新たに設けてもらいました。(残りわずか)
 キャンセル待ちのお申込みも出来ます。
※易経全文を10年かけて読み込んでいます(1997年10月より)
※途中受講できます。
平成27年の
一般の方も参加可能な「易経」講演会のお知らせ。    
どなたでもご参加いただけます

☆講演やセミナーで私が主催するものは一つもありません。
 それぞれ主催者がいらっしゃいます。
  申込みが不要のものもあります。
ほとんどの私の講演は、企業や官庁関係の主催のため
 一般の方はお聴きいただけません。
 下記は、一般の方もご参加いただけます。

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NHK文化センター豊橋教室1日講座
 一般の方もお聴きいただけます
 平成27年2月7日(土)15:00~16:30
 タイトル:【龍が教える帝王学~中国古典「易経」】
 会 場 :愛知県豊橋市今橋町1-2
      NHK豊橋放送会館内4F
      (豊橋市役所前から徒歩約3分)
      0532-54-4155(要予約)
 会員 2,700円
 一般(入会不要) 2,916円
 ※https://www.nhk-cul.co.jp/school/toyohashi/
☆【長良川大学・岐阜東洋文化 共催(年4回)】
平成27年2月21日(土)14時~15時30分(平成26年度)
 人生に生かす易経・平成26年度 第4講義
タイトル :【地天泰・天地否】
 ※地天泰は上下和合、泰平の道。
 ※天地否は塞がる、時代閉塞の現状。
 (受付・開場は13時30分より)
会  場 : 岐阜市生涯学習センター(JR岐阜駅東・三省堂書店東隣)
会  費 : 1,000円(予約不要)
主催・事務局 : 岐阜東洋文化振興会 
※年4回、原則第3土曜日です。
※平成27年度の予定は以下ですが、決定は27年1月末になります。
 平成27年 6月20日、9月19日、11月21日、
 平成28年 2月20日(平成27年度分)
 ※原則第3土曜日、決定までしばらくお待ちください。
NHK文化センター京都教室1日講座
 一般の方もお聴きいただけます
 平成27年3月7日(土)15:00~16:30
 タイトル:【龍が教える帝王学~中国古典「易経」】
 会 場 :京都市下京区四条通柳馬場西入ル
      立売中之町99四条SETビル3F(烏丸から徒歩約1分)
      075-254-8701(要予約)
 会員 2,700円
 一般(入会不要) 2,916円
 ※https://www.nhk-cul.co.jp/school/kyoto/
【盛和塾北大阪自主例会(年4回)】
テーマ【天火同人・火天大有】易経講座第8回
開催日:平成27年3月19日(木)
    午後6:00~午後9:00(受付は5時半から)
 (午後7時30分頃に10分ほどのコーヒーブレイク)
場 所:大阪リバーサイドホテル(JR桜ノ宮駅【西口】より徒歩2分)
    TEL:06-6928-3251
※一般の方もオブザーバー参加できます。
   (占いの講座ではありません)
ご希望の方は盛和塾北大阪事務局までご連絡ください。
  FAX:06-6352-7535
  miyajima@taiyo-kaikei.com
       ↓
オブザーバー会費:2,000円(当日受付でお支払ください)
※平成27年度の予定
3月19日、5月21日、8月27日、11月19日(すべて木曜日)
東洋文化振興会(名古屋)
 平成27年10月10日(第2土)14時~16時
   (受付・開場は午後1時30分より)
 タイトル:『習坎(坎為水)・離為火』
 会 場 :新日本法規出版本社別館・名古屋支社4F「大会議室」
       名古屋市中区栄1-26-11
      (地下鉄伏見駅6番出口徒歩10分)
 会 費 :毎回 800円(予約不要)
 主催・事務局:東洋文化振興会
         ☆
【致知出版社主催:易経講座】(全5回)
『易経』の人間学
  ~仕事と人生に生かす『易経』のことば~

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         ☆
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【リーダーの易経in東京】

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※超ブレイク塾主催「リーダーの易経」は
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【ポッドキャスト+YouTube】
「笑うビジネスマン」
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☆日経オーディオブック
「江守徹の朗読で楽しむ易経入門~解説:竹村亞希子」
第4弾は『兆しを観る~風地観・火風鼎』
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「見る」は目に見えるモノを見る。
「観る」は見えないモノを観る、心の目で観る、洞察力で観る、の意。
第3弾『窮すれば通ず』
※i-podでお聴きになれます。
08.11月、上記収録中の江守徹さんと【亞】
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大好きな平野遼の珠玉の逸品、水彩『歩く人』
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平成15年(2003年)に運命ともいうべき出逢いがあり、手に入れました。
我が家の玄関にいてくれる~❤
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