最初の話は壊れることが必然~『リーダーの易経』/直観は超能力にあらず~『超訳・易経』角川SSC新書

作成日:2014年12月4日

【最初の話は壊れることが必然】
「或(ある)いは躍(おど)りて淵(ふち)に在り、咎なし。」
竹村 意訳:
大きな飛躍の機を捉えるために、
ある時は、跳躍して空へ舞い上がろうとし、
ある時は潜龍がいた淵に潜って志に立ち返りなさい。
そうであったなら、進んでもあやまつことはない。
躍龍が飛龍になる直前は、必ず浮き沈みがあり、
ある時は思ったとおりにいく、
しかし、ある時は決まりかけていた話が壊れる。
三歩進んで二歩下がるといったことが何度か起こります。
 
たとえば、大きなプロジェクトがまとまりかけ、
契約に向けてのあらゆる準備を始めたにもかかわらず
壊れるのです。
しかしそのおかげで、一度落ち着いて全体を観ることができ、
さらに認識が深まります。
そして最初の話は、
後で考えたら練習台、実験台だったとわかるのです。
 
そうした何度かの成功と失敗を繰り返すうちに、
不思議な現象が起こり始めます。
最初の話は壊れることが必然だったと思われるほど、
後からきた話は志にぴったりと当てはまります。
そして、もっといいものにまとまって、
理想的な状態に仕上がってきます。
      『リーダーの易経 第六章より』
『リーダーの易経 「兆し」を察知する力をきたえる』
     (角川SSC新書)¥864
三省堂書店名古屋高島屋店
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         ☆
  【直観は超能力にあらず】
(直感ではなく、直観の話です)
兆しを察するとは
推理や分析によらず、あるきっかけによって
瞬間的に物事の本質を知ることです。
つまり直観(ちょっかん)、直知(ちょくち)するのが兆しです。
直観するとは、いいかえれば
阿吽(あうん)の呼吸、以心伝心(いしんでんしん)です。
「阿(あ)」は万物の始まり、「吽(うん)」は終わりの象徴です。
何かのきっかけで始まりを知り、
同時にその終わりを知ること。
一瞬にして腑に落ちることです。
以心伝心は禅宗の逸話である拈華微笑(ねんげみしょう)です。
釈迦の説法の場で、ある弟子が
「悟りとは何でしょうか」
と訪ねたところ、
釈迦(しゃか)は黙って花を拈(つま)みました。
その時、弟子入りしたばかりの迦葉(かしょう)だけが
フッと微笑んだのを見て
釈迦は「あの者だけに伝わった」といいました。
しかし、まわりの人は何のことかわかりません。
端から見れば
不可解な出来事のように感じることもありますが
直観は超能力ではありません。
        『超訳・易経』(角川SSC新書)より
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平成27年の
一般の方も参加可能な「易経」講演会のお知らせ。    
どなたでもご参加いただけます

☆講演やセミナーで私が主催するものは一つもありません。
 それぞれ主催者がいらっしゃいます。
  申込みが不要のものもあります。
ほとんどの私の講演は、企業や官庁関係の主催のため
 一般の方はお聴きいただけません。
 下記は、一般の方もご参加いただけます。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
NHK文化センター豊橋教室1日講座
 一般の方もお聴きいただけます
 平成27年2月7日(土)15:00~16:30
 タイトル:【龍が教える帝王学~中国古典「易経」】
 会 場 :愛知県豊橋市今橋町1-2
      NHK豊橋放送会館内4F
      (豊橋市役所前から徒歩約3分)
      0532-54-4155(要予約)
 会員 2,700円
 一般(入会不要) 2,916円
 ※https://www.nhk-cul.co.jp/school/toyohashi/
☆【長良川大学・岐阜東洋文化 共催(年4回)】
平成27年2月21日(土)14時~15時30分(平成26年度)
 人生に生かす易経・平成26年度 第4講義
タイトル :【地天泰・天地否】
 ※地天泰は上下和合、泰平の道。
 ※天地否は塞がる、時代閉塞の現状。
 (受付・開場は13時30分より)
会  場 : 岐阜市生涯学習センター(JR岐阜駅東・三省堂書店東隣)
会  費 : 1,000円(予約不要)
主催・事務局 : 岐阜東洋文化振興会 
※年4回、原則第3土曜日です。
※平成27年度の予定は以下ですが、正式決定は来年です。
 平成27年 6月20日、9月19日、11月21日、
 平成28年 2月20日(平成27年度分)
NHK文化センター京都教室1日講座
 一般の方もお聴きいただけます
 平成27年3月7日(土)15:00~16:30
 タイトル:【龍が教える帝王学~中国古典「易経」】
 会 場 :京都市下京区四条通柳馬場西入ル
      立売中之町99四条SETビル3F(烏丸から徒歩約1分)
      075-254-8701(要予約)
 会員 2,700円
 一般(入会不要) 2,916円
 ※https://www.nhk-cul.co.jp/school/kyoto/
【盛和塾北大阪自主例会(年4回)】
テーマ【天火同人・火天大有】易経講座第8回
開催日:平成27年3月19日(木)
    午後6:00~午後9:00(受付は5時半から)
 (午後7時30分頃に10分ほどのコーヒーブレイク)
場 所:大阪リバーサイドホテル(JR桜ノ宮駅【西口】より徒歩2分)
    TEL:06-6928-3251
※一般の方もオブザーバー参加できます。
ご希望の方は盛和塾北大阪事務局までご連絡ください。
  FAX:06-6352-7535
  miyajima@taiyo-kaikei.com
      ↓
オブザーバー会費:2,000円
※平成27年度の予定
3月19日、5月21日、8月27日、11月19日(すべて木曜日)
東洋文化振興会(名古屋)
 平成27年10月10日(第2土)14時~16時
   (受付・開場は午後1時30分より)
 タイトル:『習坎(坎為水)・離為火』
 会 場 :新日本法規出版本社別館・名古屋支社4F「大会議室」
       名古屋市中区栄1-26-11
      (地下鉄伏見駅6番出口徒歩10分)
 会 費 :毎回 800円(予約不要)
 主催・事務局:東洋文化振興会
           ☆
☆日経オーディオブック
「江守徹の朗読で楽しむ易経入門~解説:竹村亞希子」
第4弾は『兆しを観る~風地観・火風鼎』
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「見る」は目に見えるモノを見る。
「観る」は見えないモノを観る、心の目で観る、洞察力で観る、の意。
第3弾『窮すれば通ず』
※i-podでお聴きになれます。
08.11月、上記収録中の江守徹さんと【亞】
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