潜龍の志は春の兆し/時の変化の道理・具体的に活用できる易経~『超訳・易経』&『リーダーの易経』by角川SSC

作成日:2015年1月5日

今日の易経一日一言は、既にUPしています。
     ↓
【前兆、予兆、前触れは、シグナル/
 幹事の出典、本来の意味~帝王学の書~1月5日の易経一日一言】

         ☆
【潜龍の志は春の兆し】
易経は、潜龍の志は春の兆しのようなもので、
まだ微弱な陽気だと教えています。
第三章で話した陰と陽の話、そして兆しの話を思い出してください。
 
龍は「陽」で、陽の力を養っていくと話しました。
しかし、潜龍の段階ではまだ陽の力は弱く、
おもてに発揮できるだけの力はありません。
 
また春の兆しが生じるのは冬至だと話しましたが、
冬至で春の兆しが発せられたとはいえ、
それから冬本番の寒さがやってくるのですから、
私たちには「春が来た」とは感じることはできませんね。
ですから潜龍は、まわりから見たら、
飛龍になるような将来性はまったく感じられないのです。
 
志を抱いた潜龍が見龍となって地上に現われる春はまだ遠く、
潜龍はつらい下積みの冬を過ごさないといけません。
ただ、こうした厳しい環境に身を置くことは大切です。
なぜなら、霜に当たった冬野菜が甘く美味しくなるように、
厳しさが内面を充実させていくからです。
 
現象に対して、潜龍の「潜」をあらわす
潜象(せんしょう)という言葉があります。
私は、以前、カタカムナ文明でも有名な
物理学者の楢崎皐月(ならさきこうげつ)氏に
どうしても会いたいと連絡をとり、たずねていきました。
その時、楢崎氏がいわれたことは、
「潜象は現象に前駆する」です。
このひと言で、私は
易経が教えている兆しというものが一瞬で腑に落ちたのです。
潜象は目に見えないところで、
かならず現象に先立って前駆していきます。
 
真冬には芽は出てきません。
けれども、目に見えない地の奥深くでは種が育ち、
春が近付いてくると必ず芽が震え動きながら伸びてきます。
芽は確実に伸びていきますが、その伸び方は
どれだけ伸びたかはわからないくらいゆっくりです。
これと同じように、潜龍の時に打ち立てた志も、
ゆっくりと確実に育っていきます。
そして次第に、「こうなりたい」ではなく
「なる」という決意、覚悟に変わっていくのです。
     『リーダーの易経 第四章』より
『リーダーの易経 「兆し」を察知する力をきたえる』
     (角川SSC新書)¥864
三省堂書店名古屋高島屋店
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 【具体的に活用できる易経】
実は易経ほど合理的に、先々の変化を知り
対処法を得られる書物はほかにはありません。
ただし、判断や対処法を得るためには
易経の辞に自分の経験をすり合わせること。
大切なのは想像と実践です。
世界中の古典思想のなかでも
自分の立場や状況によって具体的に活用できるのは、
おそらく易経だけでしょう。
変化の激しい時代。 今こそ
変化の道理を学ぶ絶好の機会です。
      『超訳・易経』(角川SSC新書)より
         ☆
   【時の変化の道理】
「易経には何が書かれているのですか?」
と聞かれたなら
私はまずニュアンスをつかんでもらうために
「春の次には夏が来て、夏の次には秋が来て、
次に冬が来て、また春が来ると書いてありますよ」
と答えています。
ひと言でいうならば
時の変化の道理です。
古代で易経は帝王学とされてきました。
もともとが王様のための書だったのです。
民は読む力もなく手にすることも出来なかった。
それを現代に生きる我々が、言ってみれば、
ちょっと拝借して役立てようという話なのです。
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NHK文化センター名古屋教室「易経」講座
※広い教室に移りキャンセル待ちが解消しました。
 (残りわずか)
※易経全文を10年かけて読み込んでいます(1997年10月より)
※途中受講できます。
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本格的な易経セミナー
【リーダーの易経in東京】
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平成27年2月から始まります!入門編15期・応用編9期(全5回)

※古代人の叡智を経営に生かす内容です。
※超ブレイク塾主催「リーダーの易経」は
東京セミナーで、入門編・応用編ともに少人数制。
経営者・後継者・企業役員・幹部候補者・キャリア対象のセミナーです。
【ポッドキャスト+YouTube】
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★デキる経営者が『易経』を学んでいる理由★
 http://bit.ly/17vYJAK
         ☆
平成27年の
一般の方も参加可能な「易経」講演会のお知らせ。    
どなたでもご参加いただけます

☆講演やセミナーで私が主催するものは一つもありません。
 それぞれ主催者がいらっしゃいます。
  申込みが不要のものもあります。
ほとんどの私の講演は、企業や官庁関係の主催のため
 一般の方はお聴きいただけません。
 下記は、一般の方もご参加いただけます。

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NHK文化センター豊橋教室1日講座
 一般の方もお聴きいただけます
 平成27年2月7日(土)15:00~16:30
 タイトル:【龍が教える帝王学~中国古典「易経」】
 会 場 :愛知県豊橋市今橋町1-2
      NHK豊橋放送会館内4F
      (豊橋市役所前から徒歩約3分)
      0532-54-4155(要予約)
 会員 2,700円
 一般(入会不要) 2,916円
 ※https://www.nhk-cul.co.jp/school/toyohashi/
☆【長良川大学・岐阜東洋文化 共催(年4回)】
平成27年2月21日(土)14時~15時30分(平成26年度)
 人生に生かす易経・平成26年度 第4講義
タイトル :【地天泰・天地否】
 ※地天泰は上下和合、泰平の道。
 ※天地否は塞がる、時代閉塞の現状。
 (受付・開場は13時30分より)
会  場 : 岐阜市生涯学習センター(JR岐阜駅東・三省堂書店東隣)
会  費 : 1,000円(予約不要)
主催・事務局 : 岐阜東洋文化振興会 
※年4回、原則第3土曜日です。
※平成27年度の予定は以下ですが、正式決定は来年です。
 平成27年 6月20日、9月19日、11月21日、
 平成28年 2月20日(平成27年度分)
NHK文化センター京都教室1日講座
 一般の方もお聴きいただけます
 平成27年3月7日(土)15:00~16:30
 タイトル:【龍が教える帝王学~中国古典「易経」】
 会 場 :京都市下京区四条通柳馬場西入ル
      立売中之町99四条SETビル3F(烏丸から徒歩約1分)
      075-254-8701(要予約)
 会員 2,700円
 一般(入会不要) 2,916円
 ※https://www.nhk-cul.co.jp/school/kyoto/
【盛和塾北大阪自主例会(年4回)】
テーマ【天火同人・火天大有】易経講座第8回
開催日:平成27年3月19日(木)
    午後6:00~午後9:00(受付は5時半から)
場 所:大阪リバーサイドホテル(JR桜ノ宮駅【西口】より徒歩2分)
    TEL:06-6928-3251
※一般の方もオブザーバー参加できます。
ご希望の方は盛和塾北大阪事務局までご連絡ください。
  FAX:06-6352-7535
  miyajima@taiyo-kaikei.com
      ↓
オブザーバー会費:2,000円
※平成27年度の予定
3月19日、5月21日、8月27日、11月19日(すべて木曜日)
東洋文化振興会(名古屋)
 平成27年10月10日(第2土)14時~16時
   (受付・開場は午後1時30分より)
 タイトル:『習坎(坎為水)・離為火』
 会 場 :新日本法規出版本社別館・名古屋支社4F「大会議室」
       名古屋市中区栄1-26-11
      (地下鉄伏見駅6番出口徒歩10分)
 会 費 :毎回 800円(予約不要)
 主催・事務局:東洋文化振興会
           ☆
☆日経オーディオブック
「江守徹の朗読で楽しむ易経入門~解説:竹村亞希子」
第4弾は『兆しを観る~風地観・火風鼎』
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「見る」は目に見えるモノを見る。
「観る」は見えないモノを観る、心の目で観る、洞察力で観る、の意。
★日経オーディオブック
「江守徹の朗読で楽しむ易経入門~解説:竹村亞希子」
08.11月、収録中の江守徹さんと【亞】
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