ドラッカーのいう真摯さとは何か/質素倹約の努力~帝王学の書~1月21&22日分の易経一日一言

作成日:2016年1月23日

21日、午後から博多へ、会食。
22日は博多セミナー、終了後は名古屋へ。
易経一日一言を2日分早めにUPしておきます。
NHK文化センター名古屋教室「易経」講座
※易経全文を10年かけて読み込んでいます(1997年10月より)
※占いの講座ではありません。
※帝王学のTOPとされた中国古典『易経』を読み、古代の叡智を学びます。
※途中受講できます。
満席ですが、キャンセル待ちのお申し込みは出来ます。
4月~9月は下記の日程となります
(8月・9月が変則で申し訳ありません)
 4/13・27、5/11・25、6/8・22
 7/13・27、8/31、9/14・21・28
どなたでもご参加頂けます!
【長良川大学・岐阜東洋文化 共催(年4回)】
 平成28年 2月20日(土)14時~15時半(受付は13時30分~)
 人生に生かす易経・平成27年度 第4講義
タイトル:【沢山咸・雷風恒】
会 場 : 岐阜市生涯学習センター(JR岐阜駅東・三省堂書店東隣)
会 費 : 1,000円(予約不要)
主催・事務局 : 岐阜東洋文化振興会 
※終了後のお茶会・飲み会もあります。
※年4回、原則第3土曜日
長良川大学6.20.jpg
         ☆
致知出版社・大感謝祭CD・DVD人気ランキング2位を頂きました。
 『よくわかる易経 全5巻』(CD)  感謝!
~最古の人間学『易経』をやさしく、丁寧に紐解く入門講演録~

 定価合計30,240円⇒特別価格24,100円(20%オフ) 1/31まで
 http://online.chichi.co.jp/category/THANKS/8112.html
※平成25年7月~12月の致知出版社主催『易経講座』を収録。
         ☆
平成28年の
一般の方も参加可能な「易経」講演会のお知らせ。    
どなたでもご参加いただけます

☆講演やセミナーで私が主催するものは一つもありません。
 それぞれ主催者がいらっしゃいます。
  申込みが不要のものもあります。
ほとんどの私の講演は、企業や官庁関係の主催のため
 一般の方はお聴きいただけません。
 下記は、一般の方もご参加いただけます。

~~~~~~~~~~~~~~~~
【盛和塾北大阪支部 特別例会(年4回)】
テーマ【山天大畜】易経講座第12回(平成28年度)
開催日:平成28年3月17日(木)
    午後6:00~午後8:30
場 所:大阪リバーサイドホテル(JR桜ノ宮駅【西口】より徒歩2分)
オブザーバー会費:3,000円
盛和塾北大阪ホームページからご予約ください。
 http://seiwajuku-kitaosaka.com/public_course_entry/
 (一か月前に予約頁が出来ます)
※平成28年度は、6月16日、10月20日、12月22日
盛和塾2015.8.27 講師席より受講者をパチリ!(800x568).jpg
28年度は 3/17、6/16、10/20、12/22 の4回
         ☆
NHK文化センター京都教室1日講座・第3回目
平成28年3月18日(金)15:30~17:30
タイトル:【兆しとは?~十二消息卦から学ぶ~中国古典「易経」】
会 場 :京都市下京区四条通柳馬場西入ル
     立売中之町99四条SETビル3F(烏丸から徒歩約1分)
     075-254-8701(要予約)
         ☆
【龍の話の決定版!】
4月から開催!「易経」超入門!銀座セミナー(全5回)
【龍が教える帝王学~龍に学ぶリーダーの成長論】

※占いの講座ではありません。
4/9(土)5/21(土)6/18(土)7/9(土)8/6(土)の(14:30~17:30)
銀座フェニックスプラザ(紙パルプ会館)
受付中!→http://www.mmind.co.jp/seminar/post-759.html
銀座講演会場.jpg
         ☆
2016年の超ブレイク塾「リーダーの易経」応用編2月から開催!
今期より、復習用に動画もあります!
※坤為地から順に毎回1卦、繋辞伝も併せて読む予定。

※会場は五反田駅近く、午後2~5時。
※受講資格が今期のみ緩和されました。
 詳細は↓
 http://ekikyoadv10.jimdo.com/
         ☆
~帝王学の書~1月21日の『易経一日一言』(致知出版社)
 ☆質素倹約の努力☆
二きをもって享(まつ)るべし。
               (山沢損)
損する時は、収入が少なく支出が多いために困窮する。
そういう時にどうするべきなのかを教えている言葉。
「二き」とは祭祀の器。
通常、八つ用いるがこれを二つに減らして供物を捧げる。
つまり、最も大切な供物を減らすほどの
質素倹約に努めて時を待て、というわけである。
「損して得を取れ」というが、損をしたり削減をするのは、
後に自らの利益になると山沢損(さんたくそん)の卦(か)は教えている。
~帝王学の書~1月22日の『易経一日一言』(致知出版社)
 ☆分限を守る☆
拠(よ)るべきところにあらずして拠(よ)るときは、身必ず危うし。
                (繋辞下伝)
「拠(よ)るべきところ」とは、
自分の分限にあった地位・立場・行動などをいう。
 
そういう分限を守らず、分不相応な地位や名誉を手にしたとしても、
重責に耐えられず、恥辱を受けて苦しむことになる。
 
自分の分限を大きく外せば、必ず身が危うくなる。
地位や名誉を失うだけでなく、
時に生命にも関わると強く戒めている言葉である。
 
よろしければ応援の↓クリック↓を~(^^)
          
引用される場合は必ず引用元を明記されるよう、お願いします
twitter  &  facebook 
竹村亞希子 オフィシャルサイト
         ☆
    『超訳・易経』(角川SSC新書)より
         ☆
【ドラッカーのいう真摯さとは何か】

「君子終日乾乾(けんけん)、夕べにてき若(じゃく)たり、
あやうけれども咎(とが)なしとは、何のいいぞや。
子曰く、君子は徳に進み業(ぎょう)を修む。
忠信(ちゅうしん)は徳に進むゆえんなり。」

竹村 意訳:
朝から晩まで積極果敢に進み、夜は恐れるほどに反省する。
そうであるなら、危うい時でも咎めはないとありますが、
どういうことでしょうか。
君子を目指す者は、仕事の質の向上のために邁進(まいしん)し、
日々の業務を修めなさい。
質の向上を目指すということは、
自分をごまかさず、人をあざむかず、
経験と信頼を積むことである。
業務の責任を担って取り組めば、
その言葉にはおのずと誠心があらわれ、人に伝わるのである。
「君子は徳に進み業を修む」とあります。
これは、日々、仕事の質の向上に努め、
業を修めることだと教えています。
 
その時与えられた仕事に最善を尽くすことで、人は育ちます。
失敗や問題をそのままにしたら、業を修めたことにはなりません。
問題をおろそかにせず、対処工夫することが、
すなわち徳に進むこと、質の向上につながります。
 
乾てきの段階は、毎日毎日が同じことの繰り返しですから、
仕事への昂揚感や充実感、感動といった
モチベーションがないとマンネリに陥ってしまいます。
 
そこで「忠信は徳に進む所以(ゆえん)なり」です。
「忠」は、自分に対して嘘をつかないこと、
「信」は人に対して嘘をつかないことです。
これは嘘つきの嘘ではなく、
問題に目をつぶらないということです。
経営学者ピーター・F・ドラッカーは、
著書『マネジメント』の中で、
リーダーの条件は真摯さ(Integrity)であると語っています。
たとえば、「真摯さに欠けるものは組織を破壊する」
「(必要なものは)才能ではなく、真摯さである」
「真摯さを絶対視してはじめてまともな組織といえる」
などがあります。
この真摯さこそが、易経でいう「忠信」です。
乾てきの段階はリーダーの資質を完成させる時です。
その最も重要なものが、つねに志に忠実であり、
人に信頼される仕事をすることです。
いくら仕事ができても、これに欠けるものは
リーダーの器ではないといっているのです。
仕事に真摯に取り組めばこそ、一日の終わりに
「これでよかったのか」と本気で恐れるほどに悩み、
心配するのです。
そうであったらならマンネリ化はしません。
 
逆に問題に目をつぶるということは、たとえば、
クレームに対して「大したことではない」と、処理を怠る、
あるいは、他人の失敗だから自分は関係ないと、
見て見ぬふりをするようなことです。
 
もし、リーダーが真摯に失敗やクレームに学んでいたなら、
会社の不祥事を「うちは関係ない」と、
下請け業者のせいにしたりしないでしょう。
 
易経のいうところのマネジメントとは、
必死になって苦労して工夫を凝らし、目的を達成することです。
ですから、これができない経営者は
経営をしていないことになります。
 
乾てきの段階は、やり過ぎの時ですから、
経営者になったつもりで考えて工夫しなければいけません。
こういう中堅社員がいたら、その会社は伸びます。
 
自分では気付けない問題やミスを
知らせてきてくれるクレームはむしろありがたいものです。
苦労して工夫してクレームをなくし、
人を喜ばせることができると、
仕事をすることはこんなにも面白いものかと思えてくるはずです。
 
すると、もっといい方法はないか、
もっとお客様に喜ばれるサービスはないか、と
質を磨き高めようとします。
そのエンジンとなるのが「忠信」です。
『リーダーの易経 「兆し」を察知する力をきたえる』
      (角川SSC新書)
よろしければ応援の↓クリック↓を~(^^)
          
引用される場合は必ず引用元を明記されるよう、お願いします
山本真司さんの新刊『実力派たちの成長戦略』から
抜粋した拙著『リーダーの易経』への評価。
   ↓
~~~~~~~
 良書だ。是非、お読みいただきたい。
 経営書を読むより何倍も示唆をくれる。
 私も、目からウロコが何枚も落ちた経験をした。

~~~~~~~
         ☆
致知出版社主催「易経」講座は、今年も7月から開催!
毎年7月から致知出版社主催の易経講座開催。
『逆境をいかに生きるか』最終講座.jpg
2015年の易経講座、無事終了!満席感謝!
致知易経講座2015逆境をいかに生きるか (556x800).jpg
致知セミナー写真 (1024x683).jpg
雑誌「致知」5月号より
致知2015.5月号CDわかりやすい易経 (710x1024).jpg
致知出版社主催の易経講座CD・全5巻発売中!
平成25年7月~12月に開催された
致知出版社主催『易経講座』を収録。
         ☆
東洋文化振興会(名古屋)
 平成20年10月8日(土)14時~16時
 タイトル:『・』
 会 場 :新日本法規出版本社別館・名古屋支社4F「大会議室」
       名古屋市中区栄1-26-11
      (地下鉄伏見駅6番出口徒歩10分)
 会 費 :800円(予約不要)
 主催・事務局:東洋文化振興会
東洋文化振興会2015.jpg
東洋文化振興会.jpg
         ☆
日経オーディオブック
「江守徹の朗読で楽しむ易経入門~解説:竹村亞希子」

江守徹さんと亞.jpeg
itunestore_audiobook_s.gifitunestore_audiobook2_s.gifitunestore_audiobook3_s.gifaitunestore_audiobook4_s.gif
         ☆
平成28年
★1月
24日ー武道と易経を肴に飲む会
27日ーNHK文化センター「易経」講座、新年会2
28日ー東京へ、会食
29日ー茨城県古河で講演、名古屋へ
★2月
1日ー東京へ
2日ー超ブレイク塾応用編10期1回目「冬至占の解釈&坤」
7日
  }野沢スキー場へ
9日
10日ーNHK文化センター「易経」講座
14日
   }白馬五竜とおみスキー場へ
16日
19日ーTOTOで松本ゼミ、夜はコンサート
20日ーぎふ長良川大学で講演&懇親会
21日ー柴田秋雄氏他の講演会を受講
22日ー東京でSAM総会
24日ーNHK文化センター「易経」講座
25日ー会食
29日ー東京へ

関連記事