屈伸~帝王学の書~8月25、26日、2日分の易経一日一言

作成日:2019年8月27日

東京出張から帰ったあと、急ぎの原稿校正などで
ブログ更新が出来ませんでした。
易経一日一言8月25~26日の2日分のみ遡りUPします。
~帝王学の書~8月25日の『易経一日一言』(致知出版社)
  ☆ボロ布で船底の穴をふさぐ☆
 
繻(ぬ)るるとき衣じょあり。 終日戒む。
             (水火既済)
 
水火既済(すいかきさい)の「既済」は
既に川を渡り終えたという意味で、大業を成したことの喩え。
 
川を渡るのに用いた舟は古くなり、舟底に穴が空いて浸水してくる。
そこで「繻(ぬ)るるとき衣じょあり」
ぼろ布を使って穴をふさぎ、終日警戒しなければならない。
 
本来、大業を成した後は守成に勤め、止まるべき時である。
そうせずに、さらに大業を成そうとすれば、
必ず物事に破れが生じるという戒めである。
 
 
 
 
~帝王学の書~8月26日の『易経一日一言』(致知出版社)
  ☆屈 伸☆
 
尺蠖(せっかく)の屈するは、もって信(の)びんことを求むるなり。
龍蛇の蟄(かく)るるは、もって身を存せんとなり。
             (繋辞下伝)
 
「信」は伸びる。「尺蠖(せっかく)」は尺取虫のこと。
尺取虫は身を屈めて伸びて前に進む。
前に伸びるために身を屈める。
 
「龍蛇」の龍は潜龍。
龍や蛇が地中に身を隠すのは、身を保ち、
来るべき時の準備をするためである。
 
屈する、蟄(かく)るるは、エネルギーを溜めること。 
 

         『易経一日一言』(致知出版社)
 
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