『サン・ジョルディの日~日本導入顛末記8』
8.天才的「詐欺師」!?
2015年日本で30年目!
4月23日は『サン・ジョルディの日』!
~女性は愛する男性に本を贈り、男性は愛する女性に花を贈る~
8.天才的「詐欺師」!?(1985年4月)
カタルニア政府から正式のインビテーションを受けての
スペインへの訪問だったが、決してスンナリと進んだわけでない。
ここまでこぎつけることさえ、奇跡に近い進展があったのだから、
これから先もこれまで同様に順調に進むわけがない。
われわれ三人の旅は弥次喜多まがいの珍道中であった。
さて、スペイン空港に無事到着したので、、
飛行機から降りて、空港ビルに足を運んだ。
私は、つい二ヶ月前にスペインに入国したばかりである。
そのときが、生まれて初めての海外旅行だったとはいえ、
一応は経験者である。
余裕のある慣れた仕草で、サッサと入国検査と税関を通過した。
で、晴れてスペインの地に足を踏み出すまでは良かったが、
後の二人、広告代理店 新東通信の谷社長と、
スペイン語に堪能な中堅社員、津坂氏の姿が見あたらない。
どうしたんだろう。
ま、彼らは私と違って海外旅行に慣れているし、
社員はスペイン語が話せるのだから、心配はいらないか…。
と、脳天気に構えていた。
しかし、待てど暮らせど二人は現れない。
30分経ったので、さすがに心配になる。
今来た道すじを逆行して戻ると、
ポツンと立ちつくしている日本人の二人連れの姿が目に入った。
どうしたんですか。 と、彼らに尋ねた。
「あ、いたんだ」と谷社長は半ば泣き顔で私を見つめる。
社員の津坂さんもほっと安堵のため息をついた。
「オレは、ハメられたと思ったんだ。
あの女、我々をスペインくんだりまで連れてきて姿を消した。
はは~ん、日本から高飛びするのにオレ達を利用したな。
どうりで…話がうますぎると思ってた。
サンジョルディなんて、初めっからなかったんじゃないのか。
本当はあの女はとんでもない詐欺師で…しかし、全部ウソの
作り話にしては出来すぎてるしな…天才詐欺師か…
もし詐欺師だったとしたら、いったい何が目的なんだろう。
オレも焼きが回ったな…、そう思っていたんだ」
と谷社長がマジな顔で呟いた。
かれらの横では手荷物カウンターがクルクルと回っており、
一つだけ見慣れた旅行鞄が乗っていた。
あ、私のカバンだ!?
やっと状況が理解できた。
続く
☆4月19日(日)サン・ジョルディの日30周年イベント、
名古屋会場にて、私のミニ・トークとサイン会を開きます。
※神東通信担当者の梅田さんとの会話
亞:私のサイン会なんか開いても、誰も来ませんよ
梅:大丈夫です!弊社の社員を20人は並ばせます!
亞:サクラ付きね!良かったあ~~!!(大爆笑)
10:10~10:30
『日本にサン・ジョルディを紹介した
易経研究家・竹村亞希子さんトークショー』
10:30~11:00
『竹村亞希子さんサイン会』
詳細は ↓
サン・ジョルディ名古屋/4月19日、「親子のふれあい」テーマに
「サン・ジョルディフェスティバル名古屋2015」が
4月19日(日)午前10時~午後4時、
愛知県名古屋市中区の名古屋テレビ塔1Fタワースクエアで開かれる。
サン・ジョルディ名古屋実行委員会
(愛知県書店商業組合、日本カタルーニャ友好親善協会)、
中日新聞社主催。名古屋市後援。
30回目となる今年のテーマは「絵本がつなぐ親と子のふれあい」。
書店が選んだ「子どもに読み聞かせたい本101冊」の展示販売を中心に、
絵本作家の宮西達也、鈴木のりたけ両氏の読み聞かせ会とサイン会、
サン・ジョルディを日本に紹介した易経研究家、竹村亞希子氏のトークショー、
大学生のビブリオバトルなど、
子どもの読書活動への理解と関心を深めるための様々な催しが行われる。
オープニングセレモニーは午前9時45分。
愛知県書店商業組合の佐藤光弘理事長があいさつする。
【サン・ジョルディ伝説】
スペイン・カタルーニャ州に中世から伝わる物語。
サン・ジョルディは、魔物から村を守り、姫を救った勇気ある騎士。
剣を一突きで魔物を打ち倒した時に血から真赤なバラの花が咲き、
男性から愛する女性に愛の証しとして赤いバラを捧げる習慣が生まれました。
一方、女性は愛する男性に本を贈ります。
サン・ジョルディが愛と知性の象徴であるため、シェイクスピアや
文豪セルバンテスの命日が4月23日であることから
本を贈るようになったといいます。
(赤いバラに青い麦の穂を添えるのは、若い力、エネルギーを
象徴しているとともに子宝に恵まれるように・・・
という願いがこめられている、という説もあります。)
☆
【朗報!~自然療法・健康講座in大阪】
(私の講演ではありません。おススメです)
毎年お盆の1週間断食を恒例にして今年は45回目になる。
わたしにとって断食は“修行”でなく“道楽”。
そしてふだんの暴飲暴食・悪食に対する“罪滅ぼし”です。
1年に1度、体を、内臓を 休ませてあげます。
そのお蔭か65歳の今もお腹はペッタンコ、出ていません。
いろいろな方から断食のやり方を聞かれたときに、
以前は甲田光雄先生の本を紹介していました。
しかし数年前から、分かり易くて楽しい!と
おススメしている本があります。
『マンガでわかる「西式甲田療法」―
一番わかりやすい実践入門書』(マキノ出版)
その著者、赤池キョウコさんの講演が大阪で聴けます!
また18年間「一日に青汁一杯だけ」で生活、
TVでも数回紹介された 森美智代さんの講演も!
【自然療法・健康講座in大阪】一日講座
プチ断食・少食・青汁・生菜食・腸をキレイに、
健康体操の実技あり
◆日時:2015年5月16日(土)
〔午前の部〕10:00~11:30(定員80名)
「プチ断食で健康的に美しく!」
講師:赤池キョウコ
〔午後の部〕12:30~14:00(定員80名)
「青汁一杯で生きられる体のメカニズム」実技指導も
講師:森美智代 聞き手:赤池キョウコ
◆会場:新大阪丸ビル別館3階
(JR新大阪駅東口より徒歩2分)
◆お申込み・お問合せ先 TEL: 054‐396‐3321
<受付時間:月~金:9時~17時>
◆主催:三保通信友の会
※詳細は
http://www.mihoseiyaku.co.jp/pdf/2015kenkoukouza_osaka.pdf
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