時中は問題の解決策/君子とは何か、小人とは何か/幾と機と期を観る~帝王学の書~11月30日の易経一日一言

作成日:2014年11月30日

~帝王学の書~11月30日の『易経一日一言』(致知出版社)
 ☆幾と機と期を観る☆
「幾」は、「ごく僅(わず)か」「兆し」「機微」を意味する。
「機」は仕掛けを動かす小さな木軸。
そこから、物事の仕組みのツボ・勘所という意味がある。
「期」は約束された時。時が熟し、満ちることである。
「幾と機と期を観る」とは、物事を成し遂げるために必要な力である。
 
ごくわずかな物事の変化の兆しを察し、
その物事を動かす勘所に焦点を合わせたら、後は、
時の熟するのを待つことが大切である。
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【君子とは何か、小人とは何か】
君子とは何かについて触れておきたいと思います。
ここでいう君子とは龍、つまり、リーダーのことですが、
「君子」とは、一般に
徳高く品位が備わった人のことをいいます。
易経には君子に対して小人という言葉が出てきますが、
小人とは小人物のことです。
君子を王様とすると、小人は大衆を指します。
また、君子は徳高い人に対して、
小人は徳がなく卑しい人をいいます。
さて、ここからは私が易経を学んできて
行き着いた独自の解釈です。

易経に書いてある君子とは、
自分のことは度外視しても、国や社会、
人のためを考え行動する人です。
一方、小人は自分さえよければいい、
つまり私利私欲のために行動します。
 
たとえば国や組織が危機的状況に直面した時、
保身に走ったり逃げ出したりせず、
自分の身をなげうってでも、
国や組織を守ろうと思うのが君子の生き方です。
とはいえ、本音をいえば、
人は何よりも自分のことが一番大事なものです。
いざという時は、本能的に自分を守ります。
つまり小人とはふつうの人、私たちのことなのです。
しかし、たとえあなたが小人であっても、
リーダーの立場、親の立場、上司の立場に立った時は、
君子の姿勢を持たなくてはならない、と易経は教えています。 
 
人は守るべきもの、養うべきものがあると強くなれます。
たとえ幼子であっても、弟や妹が生まれて、
自分が彼らを守らなければならないと思った時から、
君子になるのです。

 
私は易経を学びながら、君子とは何か、
また小人とは何かと探究してきて、
この独自の解釈に行き着いた時に、
肩肘を張らずに等身大で
易経が読めるようになりました。
      『リーダーの易経 第五章』より
『リーダーの易経 「兆し」を察知する力をきたえる』
     (角川SSC新書)¥864
三省堂書店名古屋高島屋店
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全国の三省堂、紀伊國屋、丸善ほか、大型書店にあります。
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NHK文化センター名古屋教室「易経」講座
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平成27年の
一般の方も参加可能な「易経」講演会のお知らせ。    
どなたでもご参加いただけます

☆講演やセミナーで私が主催するものは一つもありません。
 それぞれ主催者がいらっしゃいます。
  申込みが不要のものもあります。
ほとんどの私の講演は、企業や官庁関係の主催のため
 一般の方はお聴きいただけません。
 下記は、一般の方もご参加いただけます。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
NHK文化センター豊橋教室1日講座
 一般の方もお聴きいただけます
 平成27年2月7日(土)15:00~16:30
 タイトル:【龍が教える帝王学~中国古典「易経」】
 会 場 :愛知県豊橋市今橋町1-2
      NHK豊橋放送会館内4F
      (豊橋市役所前から徒歩約3分)
      0532-54-4155(要予約)
 会員 2,700円
 一般(入会不要) 2,916円
 ※https://www.nhk-cul.co.jp/school/toyohashi/
☆【長良川大学・岐阜東洋文化 共催(年4回)】
平成27年2月21日(土)14時~15時30分(平成26年度)
 人生に生かす易経・平成26年度 第4講義
タイトル :【地天泰・天地否】
 ※地天泰は上下和合、泰平の道。
 ※天地否は塞がる、時代閉塞の現状。
 (受付・開場は13時30分より)
会  場 : 岐阜市生涯学習センター(JR岐阜駅東・三省堂書店東隣)
会  費 : 1,000円(予約不要)
主催・事務局 : 岐阜東洋文化振興会 
※年4回、原則第3土曜日です。
※平成27年度の予定はしばらくお待ちください。
NHK文化センター京都教室1日講座
 一般の方もお聴きいただけます
 平成27年3月7日(土)15:00~16:30
 タイトル:【龍が教える帝王学~中国古典「易経」】
 会 場 :京都市下京区四条通柳馬場西入ル
      立売中之町99四条SETビル3F(烏丸から徒歩約1分)
      075-254-8701(要予約)
 会員 2,700円
 一般(入会不要) 2,916円
 ※https://www.nhk-cul.co.jp/school/kyoto/
【盛和塾北大阪自主例会(年4回)】
テーマ【天火同人・火天大有】易経講座第8回
開催日:平成27年3月19日(木)
    午後6:00~午後9:00(受付は5時半から)
 (午後7時30分頃に10分ほどのコーヒーブレイク)
場 所:大阪リバーサイドホテル(JR桜ノ宮駅【西口】より徒歩2分)
    TEL:06-6928-3251
※一般の方もオブザーバー参加できます。
   (占いの講座ではありません)
ご希望の方は盛和塾北大阪事務局までご連絡ください。
  FAX:06-6352-7535
  miyajima@taiyo-kaikei.com
       ↓
オブザーバー会費:2,000円(当日受付でお支払ください)
※平成27年度の予定
3月19日、5月21日、8月27日、11月19日(すべて木曜日)
東洋文化振興会(名古屋)
 平成27年10月10日(第2土)14時~16時
   (受付・開場は午後1時30分より)
 タイトル:『習坎(坎為水)・離為火』
 会 場 :新日本法規出版本社別館・名古屋支社4F「大会議室」
       名古屋市中区栄1-26-11
      (地下鉄伏見駅6番出口徒歩10分)
 会 費 :毎回 800円(予約不要)
 主催・事務局:東洋文化振興会
         ☆
【時 中】
易経は「時の専門書」です。
「時中」は「時に中る」。
その時にピッタリのことをすること。
であれば必ず亨る、通じて行くと言います。
すなわち時中は問題の解決策なのです。
たとえば
大自然の働きは、時中です。
春は訪れるべき時に訪れ、花は咲くべき時に咲く。
そして、冬に種を蒔いても、実りません。
中庸は 尋常、凡庸という意味もあり
春は来るべき時に来ることが
「ふつうのこと」と思えることです。
一日一言
2013年春の致知出版社主催:「古典に学ぶ一日セミナー」が
CDになって発売中!2刷め。 詳細は致知のHPへ
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         ☆
超訳・易経 自分らしく生きるためのヒント』
 増刷(3刷)感謝!
三省堂書店名古屋高島屋店の、新書・ビジネス書2部門において
平成24年5月27日、ベストセラー1位に。
         ☆
★12月
1日ー東京へ移動
2日ー易経東京セミナー「超ブレイク塾」第8期応用編6回目、忘年会
3日ー易経東京セミナー「超ブレイク塾」第14期入門編6回目、忘年会
  新橋に移動「読スメさんの講演」受講、終了後は名古屋へ
8日ーお昼に会食、東京へ移動
9日ー致知主催易経講座第5回「有終の美~君子は終わりあり」、懇親会
10日ーNHK文化センター「易経」講座
12日~18日ー不在
19日ー代々木易経セミナー第5回、終了後は名古屋へ
22日ー冬至
24日ーNHK文化センター「易経」講座、忘年会
26日ー忘年会

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