泰平は傾く・損益を考えて動く~帝王学の書~2日分の易経一日一言

作成日:2013年6月24日

6/25~26と2日間、朝から晩まで予定がギッシリ。
出張ではないけれど、分刻みのスケジュールになりそう。
易経一日一言、今日のうちにUPしておきます。
~帝王学の書~6月25日の『易経一日一言』(致知出版社)
☆損益を考えて動く☆
益(えき)は動きて巽(したが)い、日に進むこと疆(かぎ)りなし。
天は施し地は生じ、益(ま)すこと方なし。
およそ益(えき)の道は時と偕(とも)に行なわる。
                  (風雷益)

風雷益(ふうらいえき)の卦(か)の
「風」は従う、「雷」は動くという性質を持つ。
時や状況に対して従順かつ積極的に行動すれば益をもたらし、
日々限りなく物事は進む。
「益(ま)すこと方なし」とは、
天地が万物を生ずるように、普(あまね)く益(ま)すこと。
ただし、益(ま)す一方ではない。
益(えき)の道は損の道と一対になって循環するから、
時に応じて損と益を考えて行動すべきであると教えている。
~帝王学の書~6月26日の『易経一日一言』(致知出版社)
☆泰平は傾く☆
平らかなるものにして陂(かたむ)かざるはなく、
往くものにして復(かえ)らざるはなし。
艱(くる)しみて貞(てい)にすれば咎(とが)なし。
恤(うれ)うるなかれ。それ孚(まこと)あり。
             (地天泰)

平らなものは必ず傾き、去ったはずの閉塞の時代は必ず復(かえ)ってくる。
 
泰平の時はとかく安易に考え、安泰が永遠に続くという錯覚にも陥りやすい。
泰平の世を傾かせるのは、そういう怠りと油断、危機管理能力の欠如である。
 
時は生々流転して、一時として変わらないものはない。
盤石の安泰はなく、人の心も、世の中も時とともに変わっていく。
しかし、日々緊張感をもって労を尽くせば、安泰を長く保てる。
「恤(うれ)うるなかれ。それ孚(まこと)あり」とは、
泰平はいずれ傾くとはいえ、不用意に不安や憂いを抱く必要はなく、
健全な危機感を持てばいい、という教えである。
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『易経一日一言』(致知出版社)
一日一言
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超訳・易経 自分らしく生きるためのヒント』(角川SSC新書)
詳細は 竹村亞希子 オフィシャルサイト へ
【中する】
易経には「中する」ということばがあります。
その時にぴったりの、という「時中」と意味は同じですが、
「中する」ということは動きがともないます。
人がその時に自ら趣(おもむ)いて、「手を入れる」という行動をいいます。
陰の時は、従い、受け入れるという陰の力を発揮することで、
自然に新たな陽の力を引き込むのです。
それが坤為地(こんいち)の時における「中する」ということです。
        『超訳・易経』 第四章より
超訳・易経 カバーS
超訳・易経 自分らしく生きるためのヒント』
  本体価格861円(税込み)(角川SSC新書)
三省堂書店名古屋高島屋店の、新書・ビジネス書2部門において、
平成24年5月27日、ベストセラー1位に!
★6月
26日ーNHK文化センター「易経」講座
★7月
1日ー東京へ
2日ー易経東京セミナー「超ブレイク塾」第6期応用編3回目
3日ー易経東京セミナー「超ブレイク塾」第12期入門編3回目、終業後は名古屋へ
5日ー台本塾1日目
10日ーNHK文化センター「易経」講座
12日ー会食
16日ー午後はSAM例会、夜は会食
18日ー台本塾2日目
19日ー台本塾3日目
24日ーNHK文化センター「易経」講座
25日ー名古屋で講演、夜は東京へ移動
26日ー致知出版社主催『易経講座(全5回)』第1講
31日ーNHK文化センター「易経」講座
※私の講演は、企業や官庁の講演がほとんどなので、
 関係者以外の方の入場は出来ないことが多いです。
※超ブレイク塾・NHK文化センター
 東洋文化振興会・長良川大学 生涯学習(岐阜) 等の主催は
 どなたでもご参加いただけます。

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