~帝王学の書~3月20日の『易経一日一言』(致知出版社)
☆丘園(きゅうえん)に賁(かざ)る☆
丘園(きゅうえん)に賁(かざ)る。
束帛(そくはく)戔戔(せんせん)たり。
吝(りん)なれども終(つい)には吉なり。
(山火賁)
「丘園(きゅうえん)に賁(かざ)る」とは、
文飾の時代にあって質素に農耕に力を入れること。
「束帛(そくはく)戔戔(せんせん)たり」とは、
進物に使う絹の織物を少しにして倹約すること。
すると、「吝(りん)」けちであると非難されるが、
実質を重視すれば、本来の豊かさを得て発展することができる。
山火賁(さんかひ)の卦(か)は文飾に程良く止まることを説く。
文明や文化は人間社会を発展させるが、
過分になると実質が伴わず、本末転倒になるから注意せよと教えている。
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