時中(じちゅう)~帝王学の書~2月28日の易経一日一言 (2)

作成日:2012年2月29日

 
 

 ~帝王学の書~2月28日の『易経一日一言』(致知出版社)
☆時 中(じちゅう)☆
「時中(じちゅう)」とは時に中(あた)る。
時の的を射ることをいう。
「中」は中庸の中である。
 
ここでいう「時」とは、時間だけでなく、空間、環境も包含している。
春に種を蒔くように、
最も適切な当たり前の行動・対処をすることが大切なのである。
とはいえ、混迷した時に何が最も適切かを判断するのは至難の業である。
常に変化する時の的を鋭く射ることは容易ではない。
しかし、どんな時でも、必ず「時中(じちゅう)」がある。
それを見極め、時に趣く――この精神が易経の本懐である。

 

 

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『易経一日一言』(致知出版社)
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