~帝王学の書~2月21日の『易経一日一言』(致知出版社)
☆和して同ぜず☆
引きて兌(よろこ)ぶ。
(兌為沢)
兌為沢(だいたく)の卦(か)が示す、
悦(よろこ)ぶ、悦ばせることにも、正と不正があると説く。
「引きて兌(よろこ)ぶ」とは、小人の不正なる悦ばせ方である。
高い地位にある者が、取り巻きを作ろうと、言葉巧みに悦ばせようとする。
若い社員を集めて、自らの昔の成功談を語り、自慢することもその一例である。
その姿は志の低さそのものである。
自戒して、慎むべきである。