一陰一陽これを道と謂う~帝王学の書~1月8日の易経一日一言 (3)

作成日:2012年1月9日

 

 ~帝王学の書~1月8日の『易経一日一言』(致知出版社)
☆一陰一陽☆
一陰一陽これを道と謂(い)う。
           (?辞上伝)

陰陽は互いに相反し対立しながら、助け合う。
そして混ざり合おうとして交わりながら、
螺旋状に大きく循環して発展成長する道を造る。
 
陰陽は天と地、男と女、進と退というように、
対立する二つの性質に分かれ、たがいに反発しながらも交じり合おうとする。 
 
易経の思想では、この陰陽作用による弁証法的働きを道といい、
膨大なるエネルギーを発し、万象を生み出す源としている。
 
夏と冬は対立しながら、その力を消長、転化させ、四季は巡る。
 
冬が極まれば、春が訪れ、夏へと向かい、
夏が極まれば秋が来てまた冬へと向かう。
春夏秋冬が巡ることで生み出されるものは数限りない。
 
身近な例に喩えれば、学びの時代は陰。
その学んだものを社会に発揮することは陽である。
夜に休んで英気を養うのは陰。
そして翌朝、力強く爽やかに目覚めることは陽に当たる。
 
私たちの人生も、一陰一陽の作用の中で営まれている。

 

 

 

 

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『易経一日一言』(致知出版社)
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