~帝王学の書~12月18日の『易経一日一言』(致知出版社)
☆時に随う☆
晦(ひのくれ)に嚮(むか)えば入りて宴息(えんそく)す。
(沢雷随)
日が落ちて暗くなった時は家に入って休息せよ、といっている。
時に随うとは、自然の時に逆らわないこと。
勢いが弱くなって来た時に強引に事を進めても阻まれるだけである。
しかし、時に随えば、時を味方にできる。
そして、時を味方にできれば、
いずれ時を用いることができるようになるのである。
このように沢雷随(たくらいずい)の卦(か)は、
時に随うことを教えている。