~帝王学の書~10月16日の『易経一日一言』(致知出版社)
☆禄(ろく)を施す☆
君子もって禄を施して下に及ぼし、徳に居ることすなわち忌(い)む。
(沢天夬)
沢天夬(たくてんかい)の「夬」は決断・決壊を意味する。
下位の者が上位の者を退け、古い体制を排除して新たな時を切り開く道を説く。
「禄」は恩沢・恵み・情け。
これまで上位で止まっていた恩沢の構造を壊し、
下位にまで及ぼし、遍く潤わせる。
そのような維新を起こす者が、恩沢を自分の所に止めて下に施さず、
あるいは施しても、それを自分の徳や手柄とするのは忌むべきことである。
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『易経一日一言』(致知出版社)