今日から東京へ
4日ーアスカ東京セミナー第3期応用編
5日ーアスカ東京セミナー第9期入門編、終了後は名古屋へ
東京出張なので、易経一日一言は3日分です。
~帝王学の書~10月3日の『易経一日一言』(致知出版社)
☆幾(き)を知る☆
幾を知るはそれ神(しん)か。
(?辞下伝)
「幾」とはわずか、微妙な、機微を意味する。
物事が大きく動く微細なきっかけであり、別の言い方をすると兆しである。
「幾を知る」とは、萌芽を見て春を知ることではない。
まだ現象面に現れない、眼に見えないものを察することをいう。
たとえば、「桐一葉落ちて天下の秋を知る」
(桐の一葉が落ちるのを見て、天下衰亡の時と腑に落ちる)という句のように、
一瞬にして結果を知る。
これは常人には及ばない直観力であると易経はいう。
~帝王学の書~10月4日の『易経一日一言』(致知出版社)
☆通塞(つうそく)を知る☆
戸庭(こてい)を出でずとは、通塞を知ればなり。
(水沢節)
水沢節(すいたくせつ)の卦名(かめい)「節(せつ)」は竹の節(ふし)。
竹は「通塞」を重ねて伸びていく。
節(ふし)が伸びている時は通じ、節目(ふしめ)では塞(ふさ)がる。
通じているのは進むべき時であり、
塞(ふさ)がっているのは退き、止まるべき時である。
「節(せつ)」を知る者は家から一歩も出なくても
通塞(つうそく)を知り、進退の時を知る。
それを悠然と楽しむのである。
『老子』にも「戸(こ)を出でずして天下を知る」という言葉がある。
~帝王学の書~10月5日の『易経一日一言』(致知出版社)
☆感性の源☆
君子もって虚(きょ)にして人に受く。
(沢山咸)
この「虚」は心にある空虚な隙間をいう。
これは心が動く空間であり、感じる能力、感性の源である。
人の言葉や心を受け容れるには、いくら知識や経験を積み重ねても、
「まだ知らないことがある」と、虚心坦懐な姿勢で向かうことが大切である。
思い込みで一杯になっていたり、知識だけにとらわれていたら、
どんなに素晴らしい出来事や人物に出会っても、
受け容れられず、何も感じられない。
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一般の方も参加可能な「易経」講演会のお知らせです。
※どなたでもご参加いただけます
※ほとんどの私の講演は、企業や官庁関係の主催のため
一般の方はお聴きいただけません。
今回は、一般の方もご参加いただけます。
東洋文化振興会
平成23年10月8日(土)14時~16時
(受付・開場は午後1時30分より)
タイトル:『易経~天雷无妄(むぼう)~自然体・無作為・天災と人災』
无妄の「无」は「無」の古字。「无妄」には自然体・無作為、流れのままという意味がある。
自然は人間に恩恵とともに地震・洪水など天災も与える。
无妄の卦には自然治癒力や無農薬、自然農法について、また天災と人災なども書かれている。
欲や期待は裏切られ、計画どおりに進まない時であるが、
作為せず自然の法則のままにまかせたなら、天は万物を養うと説いている。
天雷无妄の卦は易経の本質に最も近い卦と言える。
会 場 :新日本法規出版本社別館・名古屋支社4F「大会議室」
名古屋市中区栄1-26-11
(地下鉄伏見駅6番出口徒歩10分)
地図はこちら
会 費 :毎回 500円 (予約不要)
主催・事務局:東洋文化振興会
〒485-0011 愛知県小牧市岩崎1159-2 三島徹
FAX0568-76-7985
携帯090-4859-4736
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『易経一日一言』(致知出版社)