道は切り開ける~時義と時用~帝王学の書~6月29日&30日の易経一日一言

作成日:2011年7月1日

易経一日一言は昨日と今日の2日分です。
~帝王学の書~6月29日の『易経一日一言』(致知出版社)
☆時 義(じぎ)☆
「時義(じぎ)」とは時の意義。
経験することに大変重要な意味がある時、
適(かな)ったことをしなければ何も動かない時、
非常に注意して扱うべき時に用いる言葉である。
「義」は正義の義。
無駄を省き、実となるものだけを取り出す。
収穫の際の伐採の意味がある。
 
悩み苦しみ、迷う時は、必ず学ぶべき意義がある。
その時の環境や状況に負けずに、学び、決断し、
行動する意義を考えるならば、道は切り開ける。
~帝王学の書~6月30日の『易経一日一言』(致知出版社)
☆時 用(じよう)☆
誰でも艱難辛苦は経験したくない。
避けられるものなら避けたいものである。
「時用(じよう)」とは、あえて用いたくない険難の時を用いること。
要するに、その険難の時に相対し、逆境を活かすのである。
 
逃げ出さずに苦しみの時に向かい合い、
乗り越えたならば、大いなる教訓を得る。
それがその後の人生に大きな効用をもたらすことがしばしばある。
艱難辛苦の時を用いることは、人間を成長させる糧となるものである。
『易経一日一言』(致知出版社)
「易経」一日一言.jpg

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