いたずらに凶を忌み、脅えない~帝王学の書~5月25日の易経一日一言

作成日:2011年5月26日

午前中は囲碁のお稽古、久し振り。
午後は事務所へ。
夜はNHK文化センター「易経」講座

3月11日に発生した東北関東大地震で被災された方々に
心よりお見舞い申し上げます。

(有)竹村は、自分たちに出来ることは何かを考え、
心ばかりの義援金を日本赤十字社を通して3/15と、4/28にお届けしました。
被災地の一日も早い復興を心よりお祈りしています。
義援金窓口  郵便局・ゆうちょ銀行
口座記号番号   00140-8-507
口座加入者名   日本赤十字社 東北関東大震災義援金
取扱期間     平成23年3月14日(月)~平成23年9月30日(金)
※寄付金額は、2,000円以上から受け付けています。
※詐欺義援金募集にご注意ください。
[担当窓口]日本赤十字社 東北関東大震災義援金担当
Tel: 03-3437-7081  E-mail: info@jrc.or.jp
シャルドネさんの日記
30年前に広瀬隆さんの原発の本を読んだが
他人事のように忘れていた。
特別に支持する政党はない。
ただ、子供や孫たちに負の遺産を残したくはない。
私は充分に生きてきたから死ぬのも受け入れられる。
しかし、若い人たちには健康で長生きして欲しい。
~帝王学の書~5月25日の『易経一日一言』(致知出版社)
☆いたずらに凶を忌(い)み、脅(おび)えない☆
吉凶とはその失得を言うなり。
          (繋辞上伝)

吉は良い事が起き、凶は悪い事が起きるというのが一般の解釈だが、
吉凶を受動的にとらえると、時の変化に翻弄される。
 
吉とは正しい道を得る、凶は正しい道を失うこと。
春に種を蒔けば実りを得るし、冬に種を蒔けば実りを失うということだ。
 
結果を得るか失うかという能動的視点に立ち、
対処を探求して努力邁進するならば、
「禍(わざわい)を転じて福と為す」道も見出せる。
 
易経を学んだ人々は、
「いたずらに凶を忌み、脅えなくなった」という。
~帝王学の書~4月16日の『易経一日一言』(致知出版社)
☆習 坎(しゅうかん)☆
習坎(しゅうかん)は、孚(まこと)あり。
維(こ)れ心亨(とお)る。
行けば尚(たっと)ばるることあり。
              (坎為水)

坎為水(かんいすい)の卦(か)は易経六十四卦の中の四大難卦の一つ。
非常な険難の時を表す。
「習坎(しゅうかん)」の「坎(かん)」は土が欠けると書いて、穴。
「習」は習う、繰り返す。
つまり、穴また穴に陥るというわけで、
苦しみが一層の苦しみを呼び、繰り返すことをいう。
 
それほどの苦しみをどうやって脱すればいいのか。
「孚(まこと)」は、約束事、信じる心、信念、
そして誠心誠意の真心などの意味がある。
「維(こ)れ心亨(とお)る」とは、
この苦しみを脱する時が必ず来ると信じること。
そのようにして苦難と真っすぐに向き合い、耐え続けたならば、
その誠心と信念によって、いかなる険難をも乗り越えられるというのである。
 
人は誰しも、できれば険難に陥りたくはないと思うものだが、
その一方で、苦しみほど人を育てるものはない。
 
この坎為水(かんいすい)の卦(か)は
別名「習坎(しゅうかん)」と呼ばれる。
険難の時に繰り返し習うことを意味するこの言葉を
先人は畏(おそ)れ、尊んできたのである。
        ☆
えりちゃん~お寺でチャリティーコンサート
        ☆
★「江守徹の朗読で楽しむ易経入門」
 第4弾『兆しを観る~風地観・火風鼎』
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 「見る」は目に見えるモノを見る。
 「観る」は、心の目で観る。
  洞察力で観る、の意。

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