小林五月~日本最高のシューマン奏者が
5/23(月)名古屋にやってくる!!
プロフィールその他は ↑ クリック!
★正義の戦い~帝王学の書~5月8日の易経一日一言
来る5月23日(月)に、
“ピアノ界の大器”“天性のシューマン弾き”と評される小林五月さんが
大阪交響楽団首席ソロコンサートマスターの森下幸路(もりしたこうじ)さんと
名古屋の電気文化会館にてデュオ・リサイタルを開催いたします。
<プログラム>
クライスラー:ウィーン風行進曲
モーツァルト:ヴァイオリンとピアノのためのソナタ ト長調 K.379(373a)
クライスラー:ベートーヴェンの主題によるロンディーノ
クライスラー:テンポ ディ メヌエット
シューマン:3つのロマンスより
ビーチ:ロマンス
スヴェンセン:ロマンス
(休憩)
クララ・シューマン:3つのロマンス 作品22
シューマン:ヴァイオリンとピアノのためのソナタ 第1番 イ短調 作品105
※大阪交響楽団首席ソロコンサートマスターほか
ソロ、室内楽でも多才に活躍する実力派ヴァイオリニスト・森下幸路さんと、
近年シューマンのスペシャリストとして目覚しい活躍を続ける小林五月さん(Pf)のコンビによる
素晴らしいデュオコンサートをお届けいたします。
時:2011年5月23日(月)
受付 18:15~ 開演 19:00
所:電気文化会館 ザ・コンサートホール
※ チケットは発行していません。予約不要です。
当日受付にて会費¥2,500(学生 ¥1,500)お支払いください。
主催:名古屋モーツァルト協会 協力:電気文化会館
問い合せ:名古屋モーツァルト協会会長 吉川昌夫 090-7692-7722
★ここ数年、リリースするCDが軒並み「レコード芸術」誌で特選盤を獲得し、
2008年リリースの「シューマンピアノ作品集3/ピアノソナタ第1番&第3番」と
昨2010年リリースされた「シューマンピアノ作品集4/クライスレリアーナ&子供の情景」が
二度に渡り「レコードアカデミー賞」にノミネートされるという快挙を成し遂げました。
★更に、今月7日リリースされた「シューマンピアノ作品集7/幻想曲」も
発売と同時に話題の新譜となっています。
※「ぶらあぼ 5月号」での音楽ジャーナリスト・堀江昭朗氏のコメントです。
↓
『2005年からスタートしたシューマンのピアノ独奏曲全曲演奏会「シューマンチクルス」は、
同時にアルバムも収録するもので、すでに6枚をリリース。
レコードアカデミー賞にノミネートされるなど、すべてが高い評価を受けている。
その演奏は独自の個性的な世界を持った、むしろユニークと言っていいもの。
メロディーやフレーズは緩急自在に揺れ動き、深い陰影をもたらす。
それが、シューマン作品の独特の“におい”を醸し出すのだ。
それらは磨き上げられた美しい音色と響きによって、まさに芸術作品として目の前に現れてくる。
何度でも繰りかえし聴きたくなる。』
★小林五月さんの詳しい略歴などは、HPでご覧いただけます。
http://www7b.biglobe.ne.jp/~satsuki-klavier/
or
私のブログでも!
★今回のコンサートは、シューマンのスペシャリストとしての小林五月さんの魅力は勿論のこと、
森下幸路氏との絶妙かつスリリングなアンサンブルセンスも期待されるところです。
※以下、小林五月さんからいただいた皆様へのメッセージです。
↓
今回の選曲は全て森下さんにお任せしました。
プログラム案について森下さんからメールをいただいたとき、
そのセンス抜群の選曲&曲順に思わず驚嘆の声をあげてしまったのです。
「素晴らしいプログラミング!これでOKです!!」と即返事をしました。
まず、前菜アミューズに
クライスラー「ウィーン風マーチ」で5月ウィーンの空気をお客様に感じ取っていただき、
ウィーン時代に作曲されたモーツァルトのK.379のソナタへ自然につなげ、
ふたたび「クライスラー編曲/ベートーヴェン&パガニーニ」の小品でモーツァルトをお洒落にサンドウィッチします。
そしてここからが今回のコンサートのテーマともいえる、
3人の作曲家(シューマン、ビーチ、スヴェンセン)による“ロマンス”の饗宴です。
更に、休憩のあと後半ではシューマンの妻クララが「3つのロマンス」でもって更に色濃く語りかけ、
それまで様々な恋愛模様に耳を傾け、いよいよこらえきれなくなったシューマンが
名作「ヴァイオリン・ソナタ第1番」をメインディッシュに掲げて登場するのです。
そう、今回のテーマは「ロマンス!ロマンス!!ロマンス!!!」です。
5月23日では、どのような“ロマンス”を皆様に語れるか今から楽しみでなりません。
ドイツの冬は灰色の雲におおわれ、とても長く厳しいものです。
けれど、5月になると野の花がいっせい開き始め、鳥たちがさえずり歌い始めます。
ハイネの詩によるシューマンの歌曲集「詩人の恋」の1曲目「美しい五月に」の歌詞にある
“wunderschonen”という言葉はドイツ語特有の言葉だそうで、
ただ単に美しいという意味ではなく、なんとなく胸のときめくような情緒的な気分を持っており、
日本語にはとうてい訳せないと言います。
かぐわしい五月に、恋をした者が相手に打ち明けるときの
胸の高鳴りみたいなものを皆様に少しでも感じ取っていただければ嬉しいですね。
小林五月
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※レコード・アカデミー大賞は、レコード芸術が主催する賞で、その1年間に日本のレコード会社から発売されたクラシック分野のディスク中から、全12部門の担当選定委員の合議により決定される、国内外を問わず優れた演奏に贈られる賞。