始めが肝心~帝王学の書~3月7日の易経一日一言

作成日:2011年3月8日

~帝王学の書~3月7日の『易経一日一言』(致知出版社)
☆始めが肝心☆
君子もって事を作(な)すに始めを謀(はか)る。
               (天水訟)

何か事を為す場合に、すぐれた人は後に争いが起こらないように、
最初によく考えてから計画する。
 
物事には始めに兆しがある。
後になってトラブルになり訴えるような場合でも、
その物事が始まった時点で、すでに
トラブルの素因が内包されていることが多い。
天水訟(てんすいしょう)の卦(か)は、
争い事で訴える側に立った場合、
たとえ勝ったとしても損害を被る、と教える。
★「江守徹の朗読で楽しむ易経入門」
 第4弾『兆しを観る~風地観・火風鼎』
itunestore_audiobook4.gif
 「見る」は目に見えるモノを見る。
 「観る」は、心の目で観る。
  洞察力で観る、の意。

関連記事