~帝王学の書~12月19日の『易経一日一言』(致知出版社)
☆解散と大団結☆
その群(むれ)を渙(ち)らす。
元吉なり。
渙(ち)るときは丘(あつま)ることあり。
夷(つね)の思うところにあらず。
(風水渙)
「群(むれ)」とは自分の仲間、所属団体、私党をいう。
「渙(ち)らす」とは、たとえば自ら派閥を解散すること。
国が混乱しているのは、派閥同士が争っているためである。
派閥を解散すると孤立無援になると思うが、
むしろ解散することで大団結ができる。
そして、それは常人の考え及ばないことである、といっている。
「夷(つね)」は常人、普通という意味。
やってます~♪
★「江守徹の朗読で楽しむ易経入門」
第4弾『兆しを観る~風地観・火風鼎』
「見る」は目に見えるモノを見る。
「観る」は、心の目で観る。
洞察力で観る、の意。