嚢(ふくろ)を括(くく)る~帝王学の書~12月12日の易経一日一言

作成日:2010年12月13日

~帝王学の書~12月12日の『易経一日一言』(致知出版社)
☆嚢(ふくろ)を括(くく)る☆
嚢(ふくろ)を括(くく)る。
咎(とが)もなく誉(ほま)れもなし。
             (坤為地)

「嚢(ふくろ)を括(くく)る」とは、袋の口ひもを堅く閉じること。
自分の才能を外に出さず、口を堅く閉ざして余計なことをいわなければ、
名誉もなく、認められないが、酷(ひど)い咎(とが)めも受けない。
多言は禁物というわけである。
「嚢(ふくろ)を括(くく)る」ことは、
能力を出せば咎(とが)めを受けるような場合に、
一時、身を保つ手段となる。
長い人生では、世間から無能扱いされても、
人知れず為すべきことを為さなくてはならない時もある。
/やってます~♪
★「江守徹の朗読で楽しむ易経入門」
 第4弾『兆しを観る~風地観・火風鼎』
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 「見る」は目に見えるモノを見る。
 「観る」は、心の目で観る。
  洞察力で観る、の意。

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