東京へ/邪を閑ぐ~帝王学の書~12月5日の易経一日一言

作成日:2010年12月6日

これから東京へ、某企画の下見と打ち合わせ
6日はアスカ東京セミナー応用編
   終了後、懇親会があります。
7日はアスカ東京セミナー入門編
   終了後、銀座で所用を済ませ、名古屋へ。
昨日の日記に、来年の広報用“詐欺写真”をUPした。
※詐欺写真の由来:
【亞】は写真では、驚くほど若く綺麗に写ります。
 修正でなく、写され方が上手いのです。
 実物に会うと・・・別人(笑)です。

★広報用写真だからプロのカメラマンが撮影。
50代半ばまでは普段のメイクのままだったけど、
55歳以降は、プロのメイクアーティストにお願いしてます。
今日は3日分です。
~帝王学の書~12月5日の『易経一日一言』(致知出版社)
☆邪を閑ぐ☆
邪(じゃ)を閑(ふせ)ぎてその誠を存し(文言伝)
「邪(じゃ)を閑(ふせ)ぐ」とは、
外からの「邪」ではなく、自分の中の「邪」を防ぐこと。
どんな人でも正(誠)と邪の両方を持ち合わせている。
人間誰しも弱く、邪心が芽生え、罪を犯す可能性がある。
自分には邪心などないと思っていたら防ぐことはできない。
内なる邪を自覚して、それを防ぐための仕組みを作ることが大切である。
企業に不祥事が起こるのは、「邪を閑ぐ」努力をせず、
それを誤魔化す環境を経営者自らが作った結果である。
~帝王学の書~12月6日の『易経一日一言』(致知出版社)
☆行き過ぎに注意☆
飛鳥(ひちょう)これが音(いん)を遺(のこ)す。
上(のぼ)るに宜(よろ)しからず、下(くだ)るに宜(よろ)し。
大いに吉なり。
                (雷山小過)

飛ぶ鳥の鳴き声はするが、姿は見えない。
高く飛び過ぎてばかりで止まる場所を得ないのでは、疲れてしまう。
飛び過ぎたな、無茶をしたなと思ったら、
速やかに力を抜いて地上に降りて休むのがよい。
 
これはやりすぎを戒める、日常のあらゆる事柄における教訓である。
雷山小過(らいさんしょうか)の卦名(かめい)
「小過(しょうか)」は、少しく過ぎる。
日常的な事柄に関して少しずつ行き過ぎや過(あやま)ちがある時を説く。
~帝王学の書~12月7日の『易経一日一言』(致知出版社)
☆大転換期☆
号(さけ)ぶことなかれ。
終(つい)に凶あり。
          (沢天夬)

沢天夬(たくてんかい)の卦(か)は権力者を決(けっ)し除く時を説くが、
ここでは追われる権力者について述べている。
 
どれほど助けを求めても、救いはこない。
終わりには追い落とされるのだから、
決心して自ら退くべきであるといっている。
「夬(かい)」は決壊の意味でもあり、
時が至って勢力に押され、破れること。
幕末期はまさに沢天夬(たくてんかい)の時といえる。
時代の転換期には、行いの良し悪しに関わらず、
「時の勢い」によって滅ぼされるということがある。
/やってます~♪
★「江守徹の朗読で楽しむ易経入門」
 第4弾『兆しを観る~風地観・火風鼎』
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 「見る」は目に見えるモノを見る。
 「観る」は、心の目で観る。
  洞察力で観る、の意。

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