媚び諂い~帝王学の書『易経一日一言』

作成日:2010年11月12日

★11月11日の一日一言~『易経一日一言』(致知出版社)より
☆媚び諂(へつら)い☆
巽(したが)いて牀(しょう)下(しも)に在り。
その資斧(しふ)を喪(うしな)う。
            (巽為風)

寝台の下に伏すように身を低くして従うのは行き過ぎであり、
媚(こ)び諂(へつら)いになる。
そのように諂(へつら)い過ぎては、
自分の資質と物事を判断する能力をなくし、
自分というものを失ってしまう。
「巽(そん)」は柔順を表す。
「牀(しょう)」は寝台。
「資斧(しふ)」は財産と身を守り、物を割る武器。
この巽為風(そんいふう)は、
順(したが)う時、遜(へりくだ)る時を説いている卦(か)。
★「江守徹の朗読で楽しむ易経入門」
 第4弾『兆しを観る~風地観・火風鼎』
itunestore_audiobook4.gif
 「見る」は目に見えるモノを見る。
 「観る」は、心の目で観る。
  洞察力で観る、の意。
『易経一日一言』(致知出版社)
「易経」一日一言.jpg

関連記事