★11月4日の一日一言~『易経一日一言』(致知出版社)より
☆驕(おご)りは失脚の兆し☆
貴(たっと)くして位なく、高くして民なく、
賢人下位にあるも輔(たす)くるなし。
(文言伝)
どんなに優れた人でも
トップの座に長くいると必ず驕(おご)りが出てくる。
社会的リーダーが失脚する兆候として表れるのが、
人の意見を聞かなくなること。
いくら賢い部下がいて、意見しようとも耳を傾けなくなり、
そのうちに自己中心的になって正しい判断力を失う。
そうなると人はついて来なくなり、
リーダーとは名ばかりになってしまう。
★「江守徹の朗読で楽しむ易経入門」
第4弾『兆しを観る~風地観・火風鼎』
「見る」は目に見えるモノを見る。
「観る」は、心の目で観る。
洞察力で観る、の意。