物事の通塞と分相応~易経一日一言

作成日:2010年6月21日

出張が続きます。
ゆきさんに久し振りに拉致されました。
 でっかい写真!

一日一言、またもや2日分です。
★6月18日の一日一言~『易経一日一言』(致知出版社)より
☆節 度☆
節してもって度を制すれば、財を傷らず民を害せず。
                 (水沢節)

節するに度を弁(わきま)えたならば、過不及なく財を守り、
人に迷惑をかけることもない、といっている。
竹は節目で一度塞(ふさ)がり、また通る。
程よい節を設けることで、真っ直ぐに生長していく。
そこから「節」には、程良く節する、
また物事の通塞を知り、出処進退を弁えるという意味がある。
 
会社組織も家庭も、「節」によって経済は守られるのである。
★6月19日の一日一言~『易経一日一言』(致知出版社)より
☆分相応☆
君子もって思うことその位を出でず。
             (艮為山)

君子は自分の思いが分限や器量(位)に止まり、
力量以上のことをいたずらに欲しない。
そういう姿勢に徹すれば、自然に「これは自分らしくない」と、
本来の自分に相応しいところに思い止まることができる。
 
艮為山(ごんいざん)は止まる時を説く卦(か)。
分相応であることの大切さを教えている。
『易経一日一言』(致知出版社)
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『人生に生かす易経』の増刷(3刷り目)が決定しました。
40jinnsei.jpeg   (’07.12月日経新聞)
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