★『サン・ジョルディの日』顛末記~続き
※十数年前、新聞に連載したエッセイを加筆修正したものです。
4月23日は『サン・ジョルディの日』!
~女性は愛する男性に本を贈り、男性は愛する女性に花を贈る~
7.流石!プロの仕事師
スペインの空港でわたしを「詐欺師」と疑ったT社長だったが、
帰国後の八面六臂の大活躍振りには目を見張らされた。
社長の卓越した情報収集力と智略縦横な判断のもとで、
私も一緒に東奔西走した。
書店業界と生花業界、外務省や文部省その他の役所関係や行政、
そして経済界や文化人への働きかけ…など。
そのひとつひとつの場面で臨機応変にこなしていく能力は、
流石であった。
素晴らしい人々との出会いも会った。
数年分の修行をたった一年で体験できたような気がする。
翌年、日本ではじめての「サンジョルディの日」がスタートした。
全国7都市でフェスティバルが開催され、
TVではじめての日本~バルセロナの衛星中継が全国ネットで放映された。
しかし、白状すると、わたしは、サンジョルディの産みの親だが、
この新生児を育てなかった。薄情な母親である。
サンジョルディの日を、
ここまで育ててくれた“育ての父親”達がいたからこそ、
イベントとして根付いたに違いない。
そして無論、私の予見したとおり
‘92年オリンピックはバルセロナで開催された。
10年後の1996年、日本での功績が評価されて
4月23日を”世界本の日”として、ユネスコに指定された。
★4月22日の『易経一日一言』(致知出版社)より
☆旅に出る☆
旅は少しく亨(とお)る。
(火山旅)
「旅」は旅に出ることであるが、現代の旅行とは異なり、
古代は交通手段もなく、旅は不安と危険を伴う辛いものであった。
これを現代の状況で考えるならば、
やむなく人の家で世話になるとか、出張・赴任等にあたる。
「少しく亨る」とは、大きなことを望んで旅に出るのでなければ、
無事であるという意味。
つまり、行き先で多くを望まなければ、
普段なら当たり前のことでも、有り難いと思えるものだということ。
『易経一日一言』(致知出版社)
☆『40歳からの仕事術 II』さんの日記
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※どなたでもご参加いただけます
平成漢学塾
平成22年4月24日(土)14時~16時
(受付・開場は午後1時30分より)
タイトル:易経に学ぶ経営術・第一講義
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会 場 :岐阜市生涯学習センター大研修室
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一般の方はお聴きいただけません。
今回は、一般の方もご参加いただけます。
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☆「江守徹の朗読で楽しむ易経入門」
第4弾は『兆しを観る~風地観・火風鼎』
「見る」は目に見えるモノを見る。
「観る」は、心の目で観る。
洞察力で観る、の意。