札幌セミナーへ/習坎~易経一日一言/ヒラメキの神様?

作成日:2010年4月20日

今日から札幌へ。
札幌易経セミナー応用編&入門編
19日には名古屋へ戻ります。
『サン・ジョルディの日』顛末記
※十数年前、新聞に連載したエッセイを加筆修正したものです。
3.ヒラメキの神様が乗り移っていた
三ヶ月後にバルセロナでサンジョルディの祝祭が行われる。
となると、時間がない。
人生も幸運の女神の後ろ髪も、人間が思っている以上に短いものだ。
 
まず、バルセロナが五輪開催地となるかどうかを易で占った。
「決まる」と出た。
 
次に、日本でのサンジョルディの祝祭が実現するかを占った。
「実現する」と出た。よし!
  
本で初めて知った、スペインに詳しいつくば大の大学教授に
電話をかけて相談した。
その女性の教授は「それは素晴らしい。ぜひ実現させましょう」と
協力を約束してくれた。
 
実現させるためには、日本とカタルーニャとの
「友好親善協会」が必要だと気づき、我が事務所に
「日本カタルーニャ友好親善協会準備委員会」なるものを設置した。
会員は私と女性教授の二人だけ。
悪くいえば完全なでっち上げである。
 
準備委員会として今年の祝祭の正式な“現地視察”に出かけるためには、
カタルーニャ政府から我が準備委宛の「インビテーション(招待状)」がいる。
ならば、今年の祝祭の前に現地に行って交渉しなければ…
そうだ、すぐにもスペインへ飛ぼう!
 
この思いは天啓であった。
はっきり言って、私はこういった「呼び屋稼業」には不慣れである。
いや、無知だと言ったほうが正鵠を射ている。
 
しかし、このときの私は冴えていた。 
ヒラメキの神様が乗り移っていた。
いま振り返っても不思議なのだが、
こうした発想が次々と自然に浮かんできた。
これを潜在能力と呼ぶのか、神がかりと呼ぶのかは
読者諸兄にお任せすることにして。
 
とりあえず現地に飛んで交渉してこようと決めた。
しかし、一介の占い師の肩書きではとても信用してもらえないだろう。
そう考えて「日本カタルーニャ友好親善協会準備委員会・委員長」及び、
エッセイストの肩書きを刷り込んだ名刺を用意して、スペインへ飛んだ。
 
実は、私にとってこれが初めての海外旅行だった。
    (続く)
★4月16日の『易経一日一言』(致知出版社)より
☆習 坎(しゅうかん)☆
習坎は、孚(まこと)あり。
維(こ)れ心亨(とお)る。
行けば尚(たっと)ばるることあり。
         (坎為水)

坎為水(かんいすい)の卦(か)は易経六十四卦の中の四大難卦の一つ。
非常な険難の時を表す。
「習坎」の「坎」は土が欠けると書いて、穴。
「習」は習う、繰り返す。
つまり、穴また穴に陥るというわけで、
苦しみが一層の苦しみを呼び、繰り返すことをいう。
 
それほどの苦しみをどうやって脱すればいいのか。
「孚」は、約束事、信じる心、信念、
そして誠心誠意の真心などの意味がある。
「維れ心亨る」とは、
この苦しみを必ず脱する時が来ると信じること。
そのようにして苦難と真っすぐに向き合い、耐え続けたならば、
その誠心と信念によって、いかなる険難をも乗り越えられるというのである。
 
人は誰しも、できれば険難に陥りたくはないと思うものだが、
その一方で、苦しみほど人を育てるものはない。
 
この坎為水の卦は別名「習坎」と呼ばれる。
険難の時に繰り返し習うことを意味するこの言葉を先人は畏(おそ)れ、
尊んできたのである。
『易経一日一言』(致知出版社)
「易経」一日一言.jpg
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