札幌から帰った次は東京へ。
易経一日一言は遅れた16日分を含めて、3日分です。
☆『40歳からの仕事術 II』さんの日記、
想定読者層は
経営トップを狙う人材、経営トップとして苦闘する方々を設定して、
易経&経営のバーチャルな対談を毎日行っています。
★2月16日の『易経一日一言』(致知出版社)より
☆己を捨てる☆
官(かん)渝(かわ)ることあり。
貞なれば吉なり。
(沢雷随)
「官(かん)渝(かわ)る」とは
上位にいた者が下位に降りて職業が変わる、立場が変わること。
立場を変えるべき時に随(したが)い、自ら下位に下る。
沢雷随(たくらいずい)の「随(ずい)」には、
したがう、しなう、の意味がある。
「しなう」とは柔軟に身を屈することで、「死ぬ」と同義語である。
しっかりと自分を持ち、その上で己を捨てる。
地位や立場、功績を捨てて、一旦死ぬ気で力を抑える。
そのくらい変化に対応して時に随(したが)えば、その意義は大きい。
★2月17日の『易経一日一言』(致知出版社)より
☆労謙(ろうけん)す☆
労謙(ろうけん)す。
君子終わりありて吉なり。
(地山謙)
「労謙(ろうけん)す」とは謙虚に労する。
功労があっても誇らず、自分の地位や身分が高くなっても
謙虚さを終わりまで全うすること。
人は満ち足りれば、ほとんどの場合、慢心する。
謙虚さを全うすることは、なかなかできない。
謙虚に生きることは、いわば自分との戦いである。
これでいいと満足せずに、向上し続ける姿勢である。
★2月18日の『易経一日一言』(致知出版社)より
☆感応する☆
二気(にき)感応してもって相(あい)与(くみ)するなり。
(沢山咸)
沢山咸(たくさんかん)の卦(か)の「咸(かん)」は「感」の古字。
祝詞(のりと)を収めた器の口を鍼(はり)で封じて、
神の感応を待つところから、
感通・感動・感覚・感化・感触・感和の意味が生じた。
「二気(にき)」とは陰と陽の気。
二気が交感して万物は形成される。
恋愛、結婚も二気の交感である。
もともと質が違い、反発し合う二気であればこそ、
感応し合い、相(あい)与(くみ)するのである。
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☆「江守徹の朗読で楽しむ易経入門」
第4弾は『兆しを観る~風地観・火風鼎』
「見る」は目に見えるモノを見る。
「観る」は、心の目で観る。
洞察力で観る、の意。