「義」が「利」を生む~易経一日一言

作成日:2010年1月5日

『40歳からの仕事術 II』さんが、
「易経物語」を毎日綴ってくれています。
昨日の「仕掛けが動き始めるー夏の醍醐味」は、
読んで舌を巻くほど感心しました。
実に見事に『礼』を敷衍して理論化されています。
しかも分かりやすい!!
「自分の人生に、経営に、社会の事象に、現実のここかしこに、
摺り合わせることにより易経は初めて深く読み込める」

と、20年以上前から拙著やセミナー・講演で話していますが、そのものです。

☆今年は1月下旬に、
 日経オーディオブック「江守徹の朗読で楽しむ易経入門」の第4弾が出る。
 タイトルは『兆しを観る』。
 「見る」は目に見えるモノを見る。
 「観る」は、心の目で観る。
 洞察力で観る、の意。
★1月4日の一日一言~『易経一日一言』(致知出版社)より
☆「義」が「利」を生む
利は義の和なり。
物を利すればもって義を和するに足り。
             (文言伝)

「利」は実りの時。
春夏秋冬では「秋」。
「利」には刀で刈る、利益などの意味もあるように、
秋の刈り入れは実だけを収穫し、あとのものは切り捨ててしまう。
これは私情・私欲を厳しく断ち切って宜しき実りを得ることを指す。
人間の道徳にあてはめれば「義」である。
易経の教える「利」とは、
「義」が人間社会の和を保って行われることをいっている。


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