謹賀新年/元亨利貞~易経一日一言

作成日:2010年1月2日

明けまして おめでとうございます。
本年もよろしく お願いいたします。
皆さまにとって、良い年になりますように!
☆今年は1月下旬に、
 日経オーディオブック「江守徹の朗読で楽しむ易経入門」の第4弾が出る。
 タイトルは『兆しを観る』。
 「見る」は目に見えるモノを見る。
 「観る」は、心の目で観る。
 洞察力で観る、の意。
あの彼が、帰って来た!?
 静かに、密やかに・・・
 『40歳からの仕事術 II』さんが。

★1月1日の一日一言~『易経一日一言』(致知出版社)より
☆元亨利貞(げんこうりてい)
乾(けん)は元(おお)いに亨(とお)りて
          貞(ただ)しきに利(よ)ろし。
                 (乾為天)

「乾」は偉大なる天の働きであり、天道を司る根元をいう。
「元」は物事の始まり、元旦の元である。ここを初めとして万物が生じる。
「亨」は通る、通じる。生じた万物が育っていくということ。
「利」は収穫、実り。万物が育っていけば、必ず実りがある。
「貞」は正しい。実りが正しいものであれば、それは堅く守られていく。
「元亨利貞」は、乾の働きに従って正しく行なうならば
万事順調に進むことを教えている。
これは易経の教えの根幹である。
また、これはそれぞれ春夏秋冬にあてられる。
春に生じたものが、夏に大きく育つ。
秋に豊作となり、実る。
実ったものが固くなって、やがて落ちて大地に還元される。
 
この無窮に繰り返す変化の原理原則が「元亨利貞」。
これを「常態」といい、物事の成就の道を示している。
一方、原理原則に外れるものは「変態」であり、
中途挫折の道となる。
「元亨利貞(げんこうりてい)」は、
原理原則に従う大切さを教えているのである。


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