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★12月17日の一日一言~『易経一日一言』(致知出版社)より
☆風を観(み)る
風の地上を行くは観(かん)なり。
(風地観)
観(かん)とは、風が地上をあまねく吹き渡ること。
風地観(ふうちかん)の卦(か)は時の変化・方向を知り、
兆しを察する洞察力を説くが、
洞察とはいわば風を観ることである。
風は常に流れゆく。
目に見えず、耳で聞くこともできないが、
体感によってその強さや方向を知ることができる。
時も同じく、目に見えず、耳には聞こえない。
しかし、自分の周りのものすべてが、
今という時とその方向を示しているのだから、
よく観れば見えてくるものである。
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