6月9日の易経一日一言

作成日:2009年6月12日

★一日一言のあとに
 一般の方も参加可能な「易経」講演のお知らせがあります。
★6月9日の一日一言~『易経一日一言』(致知出版社)より
☆一朝一夕(いっせき)の故(こと)にあらず
臣(しん)にしてその君を弑(しい)し、
子にしてその父を弑(しい)するは、
一朝一夕の故(こと)にあらず。
            (文言伝)

臣下が君主を殺し、子供が親を殺すようなことは、
ある日突然に起こるのではない。
その要因は長い年月をかけてゆっくり育ち、
ある時、大きな禍(わざわい)になって現れる。

 
なぜこのような禍が起きるのか。
物事の道理を早い兆しのうちに明らかにして、正さなかったからである。
人的な禍の多くは長い間、見ても見逃し続けた結果である。
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