最終回ー窮すれば通ず11.~日経eブック『江守徹の朗読で楽しむ易経入門』第3弾より

作成日:2009年5月16日

★日記の終わりに
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窮すれば通ず11.
(日経eブック『江守徹の朗読で楽しむ易経入門』第3弾より)
  朗読 江守徹  解説 竹村亞希子
窮すれば通ず10. の続きです。
     (中略)
江守朗読:
九五(きゅうご)。
はなきられ、あしきられ、赤ふつに困(くる)しむ。

亞:
「はなきられ」は、上位の人が面目(めんぼく)を失うことです。
企業でいえば業績が極端に落ち込んで、
従業員の給与をカットしたり、
下請けに仕事を発注できなくなったりします。
企業が養う力を失ったのでは面目が立ちません。
「あしきられ」は、下位にある人々の苦しみで、
場合によってはリストラや、取引そのものの停止もあり得るでしょう。
一家にたとえていえば、大黒柱の突然の失職などもあります。
それまで堅実に仕事に勤(いそ)しめば生活が安定していたはずが、
この困窮の時においては、仕事も収入も削減され、
明日の保障がない状況に追いやられることもありえます。
このような状態において
養うべき立場にある企業やリーダーは、
人々の不安や苦しみ、困難を
手を拱(こまぬ)いて、ただ見ているだけであってはならない。

人々の苦しみは我が身の苦しみと捉え、
あらゆる方法を思い巡らして
有効な手段を講じなければならない

と教えています。
とはいえ、どんなに優れたリーダーであっても、
自分一人の力で、この非常事態を乗り越えることはできません。
「赤ふつ」とは下にいる諸侯の飾りです。
下位に力のある人物がいる。
困難・苦境を脱するのに、この人物の協力、助けをぜひとも得たい。
だが、たやすくは応じてもらえそうもなくて、苦慮するであろう。
易経は、
非常時や乱世の時代に
天下国家を済(すく)うことが出来るのは、
名家(めいか)出身のエリートではなく、
野(や)にある人、民間の若い層から現れる

と言っています。
※まだ解説が続くのですが、この後は省略。
 ここで
 日経eブック『江守徹の朗読で楽しむ易経入門』
 第3弾「窮すれば通ず」の、締めくくりとします。
        おわり。
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