窮すれば通ず5.~日経eブック『江守徹の朗読で楽しむ易経入門』第3弾より

作成日:2009年5月4日

GW中に日経オーディオブック第4弾の原稿を書いてます。
なかなか進まないけど~~~~(^^;;
しゃあないですよね~~~~
家族が揃うGWともなると、原稿を書いているほうが悪いかも。
でも、普段なかなか書けないし~~~~(汗)
『風地観』と『火風鼎』
「観る力」&「聴く力」がテーマです。
“兆し”と“萌し”の違い、
“萌し”は、芽が出る―目でみえる。
“兆し”は、目に見えない、ヒビキ(響)のようなもの、洞察力で観る。
洞察力とは、「直感」でなく「直観」で観る。
“聞く”と“聴く”――声無き声を聴く。
“兆し”は『観(かん)じる』――“観る力”が無いと観えない。
“観る力”&“聴く力”にかかっています。
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       ☆
窮すれば通ず5.
(日経eブック『江守徹の朗読で楽しむ易経入門』第3弾より)
  朗読 江守徹  解説 竹村亞希子
窮すれば通ず4. の続きです。
習坎は、苦しみに習うことを教える卦で、
「水に習え、水のように生きなさい」。
と、アドバイスを発しています。
   (中略)
江守朗読:
行けば尚ばるることありとは、往きて功あるなり。

亞:
「行けば尚ばるることあり」の「行く」とは行動です。
険難の渦中にあっても行動する、恐れずに進み続けていく。
恐怖心を克服できない場合でも、それを抱えながら、
だましだまし恐怖心を手懐けてでも、ひたすら進み続けるのです。

「往きて功あるなり」の「往く」は往来するの往という字で、
意志と勇気と信念を持って前に進んでいくならば、「功あるなり」。
必ず「艱難辛苦、汝を玉(たま)にす」、
不遇や逆境に耐え、悩み抜いてこそ、
初めて人物が練り上げられるといいます。

時が至れば、険難を脱するばかりでなく、
「大いなる経験の蓄積」は、多くの人々を助け、
非常に尊ばれる人になるということを、
易経は約束しています。
              続く
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