リーダーの易経－時の変化の道理を学ぶ－

「占いの玉手箱」主宰者であり易経研究家でもある竹村亞希子が七年間をかけて著した分かりやすい易経の解説本です。

易経を正しく理解したい方にぜひ読んでいただきたい一冊。

『易経』は占いの書だけでなく、古代から思想哲学、処世の智慧の書、そして帝王学の書として用いられてきました。

その理由は、「時の変化」を徹底的に研究した「時の専門書」であり、リーダーに不可欠である「時」の本質を見抜く洞察力と、 わずかな「兆し」で将来を察知する直観力、危機管理能力を養うための書物だからです。

帝王学として主に学ばれていたのが、易経のはじめにある「龍の話」です。龍の成長過程になぞらえて説かれる「時の論理」と「社会倫理」、 社会的リーダーとしての心得は、究極の「リーダー成長進化論」とさえいえます。

激変の時代と言われる現代、リーダーはいち早く変化を察知して行動する「時の導き手」でなくてはならない。という観点から、 本書は「龍の話」を主軸に現代のリーダー論として易経の内容を紹介しています。

組織の大小に関わらず、また、これからリーダーを目指す若い方から現リーダーまで、幅広く読んでいただける本です。