-
発 売:平成24年5月10日
※平成28年8月に絶版
出版社:角川SSC新書
定 価:886円
-
超訳・易経 - 自分らしく生きるためのヒント
困難な時代を生き抜くために、易経から賢者の智慧を学ぼう!
「易経」は儒教の四書五経の一つとして、昔から読み継がれてきた経書です。日本でも古くから儒学の経典として読まれており、江戸時代の藩校では教科書として使われていました。現代でも「帝王学の書」として組織のリーダーに読まれています。
この本では、難解な易経のことばを、初心者でも気軽に読めるように、わかりやすく訳し、解説しました。易経を学ぶということは、自分にふりかかったさまざまな問題の解決法を知ることです。先の見えない不安な時代を生き抜くためには、どうすればいいのか。易経の教えから得た、自分らしく生きるためのヒントが満載の一冊です。
易経を学べば、つらい時、悲しい時、大変な時、うれしい時、どんな時でも自分を見失わずに生きていけるようになるでしょう。※平成28年8月に絶版
■オビ文
「いまこそ易経を学ぼう!くだり龍となった日本社会 つらい時代を生き抜くための処世の書」
■オビ裏
「『易は窮まれば変ず 変ずれば通ず 通じれば久し』満ちたものは必ず欠けて、欠けたものは必ず満ちていきます。
満月が必ず新月に変わっていく自然の循環はもとより、人間社会の出来事も栄枯盛衰をくりかえしています。-本文より-」■著者コメント:一部ご紹介
この本は占いの本ではありません。
易経を学ぶことは自分にふりかかったさまざまな問題の解決法を知ることです。
陰と陽というと、ついつい積極的な陽が、消極的な陰よりも優れていると思いがちですが、それは大きな間違いで、陰と陽に上下はありません。むしろ陰のほうが本質的で、より根源的なのです。
欠けたものがあって変化を起こします。欠けたもの、すなわち陰が陽よりも少し多いほうがものごとは通じていきます。たとえば、「損して得とれ」と言いますが、損するほうが陰で、得するほうが陽です。
では、陰が陽よりも少し多いとはどういうことか。
具体的には「いつもいつも、得するほうを選択しない」、「少し不足する」、「ちょっと損する」、「満ち足りることを極力避ける」、「讓る」などが挙げられます。角川SSC新書 コメント:一部ご紹介
「易経」は儒教の四書五経の一つとして、昔から読み継がれてきた経書です。日本でも古くから儒学の経典として読まれており、江戸時代の藩校では教科書として使われていました。現代でも「帝王学の書」として組織のリーダーに読まれています。
この本は、難解な易経のことばを、初心者でも気軽に読めるように、わかりやすく訳し解説した、まさに「みんなのための易経」です。易経の教えから得た、自分らしく生きるためのヒントが満載の一冊です。■目次より:一部ご紹介 >>目次詳細はこちら(PDF)
陰陽がものごとの変化を起こす/易経から現代を読む/
陽の時代の終わり―くだり龍になった現代/陰によって生かされた陽の時代/陰の時代がやってくる/リーダー不在の陰の時代/陰陽の消長で大きく時代を展望する/諦観のすすめ/ものごとを冷静に受けとめる陰の力/手綱をゆるめにもって方向転換する/
積極的に陰の力を使う/五十年、百年先を見据える/
余計なものを省いて生きる/自然の力にまかせてみる/かたむかない安泰はなく、打開できない閉塞はない/
疑心暗鬼の構造/誤解させた側から近づいていく/仲良し同士では志は遂げられない/
程良いリズム感をもって生きる/いつ進む、いつ留まるの見極め方/大器は晩成す